MLB2020 レンジャーズ戦力分析 新球場が完成、台風の目になりそうな予感

 

 2020年に開閉式の新球場が完成することもあってア・リーグ西部地区のなかでは積極補強が目立ったテキサス・レンジャーズ。昨年は、同地区ライバルのアストロズに29ゲーム差を付けられて地区3位。15年、16年の地区連覇からポストシーズンには4年間遠ざかっている。

 この冬のストーブリーグは、現地11月26日にウエーバーでインディアンスからリリーフ右腕のニック・グッディを獲得。28歳の右腕は6月上旬にメジャー昇格を果たし、39試合に登板して3勝2敗、10ホールド、防御率3.54、奪三振率11.07をマーク。18年は故障に悩まされたが、17年には56試合で1勝2敗、防御率2.80、WHIP1.08と好成績を残している。

 さらに、翌日には、ツインズからFAの先発右腕、カイル・ギブソンと3年3000万ドルの契約に合意。18年の契約が420万ドルだったので、年平均1000万ドルの契約は、レンジャーズの期待度の高さがわかる。

 メジャーキャリア7年で現在32歳のギブソンは、今季ツインズで29先発13勝7敗、防御率4.84、160奪三振をマーク。デビューした13年を除く6年間で183試合に登板しており、レンジャーズではローテーションの3番手クラスとして多くのイニングを投げてほしい存在だろう。

 レンジャーズの先発陣は防御率でリーグ12位。マイク・マイナーとランス・リンにギブソンを加えても、まだまだ優勝を狙える先発ローテーションではない。そこで12月13日にはジョーダン・ライルズと2年総額700万ドルで契約。

そして、インディアンスのエースだった右腕コーリー・クルーバーをトレードで獲得して来季の先発ローテーションをほぼ確定させた。これでレンジャーズは、この冬にスターター3人、ブルペン4人を追加した。

 ここにジョー・パランボ(MLBランキングチーム内7位)、ブロック・バーク(同9位)、コルビー・アラード(同11位)といった若手たちが加わる。

 1月に入ってからは最後のピースとして、フリーエージェント(FA)のベテラン内野手、トッド・フレイジャーと1年500万ドルの契約した。33歳のフレイジャーは、昨季メッツで133試合に出場して打率.251、21本塁打、67打点、OPS.772、fWAR1.9。400打席以上の三塁手はMLB全体で30人いるが、この数字はファングラフスのWARで28位。打率で29位。本塁打数で21位。


レンジャーズのおもな補強選手

【先発】
コーリー・クルーバー(トレード)
カイル・ギブソン(FA)
ジョーダン・ライルズ(FA)

【ブルペン】
ニック・グッディ(ウェーバー)
ジェシー・チャベス(FA)
ラファエロ・モンテーロ(FA)
ジョエリー・ロドリゲス(FA/元中日)

【捕手】
ロビンソン・チリーノス(FA)

【内野手】
トッド・フレイジャー(FA)

【外野手】
ホセ・アドリス・ガルシア(金銭トレード)


 MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシやMLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、レンジャーズは、左打者が多い打線に右打ちの強打者を加えることを検討しているようだ。たしかにレンジャーズの打線の中心選手は、秋信守(チュ・シンス)、ジョーイ・ギャロ、ルーグネッド・オドーアなど左打者が多い。

 チーム打率でMLB17位、本塁打同16位、得点同12位と迫力不足だった打線に、当初は引退した三塁手で3000本安打のレジェンド、ベルトレイの穴埋めとしてノーラン・アレナドやジョシュ・ドナルドソンの獲得が報じられたが、その可能性はなくなり右の外野手の補強で打線の強化を考えているようだ。

 20年のペイロールは現時点で約1億5400万ドル程度で、スターターを含む投手陣を7人補強した割には、年俸調停によるアップ分を加味してもまだまだ余裕がある。


 RANGERS 

1) Shin-Soo Choo, DH
2) Elvis Andrus, SS
3) Danny Santana, CF
4) Joey Gallo, RF
5) Todd Frazier, 3B
6) Willie Calhoun, LF
7) Rougned Odor, 2B
8) Ronald Guzmán, 1B
9) Robinson Chirinos, C

Pitchers

1) Mike Minor, LHP
2) Lance Lynn, RHP
3) Corey Kluber, RHP
4) Kyle Gibson, RHP
5) Jordan Lyles, RHP

Closer

José Leclerc




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