【MLB移籍情報】この夏、最大の注目はSFジャイアンツ左腕M.バムガーナーのトレード!?



 ジャイアンツのマディソン・バムガーナーのトレードは、18年オフから話題になっていた。MLB公式サイトでもすでに数回、噂として報じられてきた。

 彼は、ポストシーズンの大一番にもめっぽう強いことから、10月戦線を見据えた補強を考える球団にとってはリストに入れておきたい選手だろう。

 バムガーナーを語るときに残念なのは、17年4月の事故による離脱だろう。このブログでもその時に紹介したが、自己管理の甘さを指摘されても仕方がないシーズン中の事故でファンの期待を裏切った。

09年にデビューして以来、実質2年目になる11年から6年連続200イニング以上に登板。13年から16年にかけての4年間は防御率も2点台で、球界を代表する左腕として将来を嘱望された。毎年、サイ・ヤング賞候補としてノミネートされた。

 しかし、あの事故以来、負のオーラが彼を包み込んだのか、18年もオープン戦で左手に打球を被弾。第5中手骨の骨折で、シーズン初登板が6月5日までずれ込んだ。

今季29歳という年齢から考えても17年の不注意からの離脱がなければ、最低でも5年1億ドル~1億2000万ドルぐらいの契約はすでに更新していただろう。


バムガーナー 


■どの球団への移籍がフィットするのか?

 今季終了後にFAとなることもあり、下位に低迷するジャイアンツがシーズン終了までバムガーナーを残すことに大きなメリットはない。

 バムガーナーは現在29歳で、ポストシーズンで8勝3敗、防御率2.11、87奪三振。ワールドシリーズだけに限れば計5試合で36回を投げ防御率0.25で実績も十分。それでいて年俸は1200万ドルとリーズナブル。

彼にとってもシーズン中にトレードされた場合には、クオリファイングオファーの対象とならないのでオフのFA市場での交渉に有利なことは間違いない。

 ブルワーズ、フィリーズ、ブレーブスなどは喉から手が出るほど欲しい投手だろう。とくにブルワーズは今季もカブス、カージナルスと首位争いが激戦。首位のブルワーズから3位のカージナルスまでが2.5ゲーム差だ。

ブルワーズの先発陣はMLB全体で20位(防御率)。左投手が一人もいない。

 フィリーズ、ブレーブスもナ・リーグ東部地区で2強対決の様相を呈し、3ゲーム差で首位ブレーブスを追いかけるフィリーズ先発陣はMLB17位(防御率)。アーロン・ノラ、ジェイク・アリエッタの両右腕に左腕のバムガーナーを加えればバランスの取れた先発陣に生まれ変わる。


■問題はトレード拒否権

 ただ、バムガーナーの契約には8球団のトレード拒否権が設定されている。その事はジ・アスレチックのケン・ローゼンタール氏が報じている。



 それによるとブレーブス、レッドソックス、カブス、アストロズ、ブルワーズ、ヤンキース、フィリーズ、カージナルスの8球団で、ほとんどが、この夏にポストシーズンに向けて補強が予想される球団だ。

 このバムガーナーのトレード拒否権は、行きたくない球団を指定したのではなく、今後の中長期契約を見据えた交渉を考えたもので、バムガーナー側が主導権を握って交渉できるように練られたリストのようだ。

だから拒否権のリストに入っている球団とも本人がOKを出せば決まる可能性はある。


■エンゼルスも候補になる

 トレード拒否権の対象外でポストシーズンの補強に動きそうなのは、ドジャース、ツインズ、インディアンス。ほかに5割に復帰したエンゼルスあたりも候補に入れたい。エンゼルスは昨年オフに中古のポンコツスターターを2名追加したが、案の定、故障者リストに入っている。

 バムガーナーと5年から6年程度のスパンで契約合意すれば、来年から投手の復帰が決まっている大谷翔平とバムガーナーの左右エースが揃い強敵アストロズの牙城を来期以降、崩せるかもしれない。

 希望的観測に過ぎないが、エンゼルスはアルバート・プホルスとの長期契約が21年に終了。(20年2900万ドル、21年3000万ドル)

さらに、ジャスティン・アップトンとの契約も22年に終わる。これも2100万ドルから2800万ドルという高額負担が23年以降に軽減されるわけだから、バムガーナーに20年から5年1億ドルぐらいは捻出できる。20年、21年は「ぜいたく税」を考えて1500万ドルに抑え、22年からの24年の3年間を高めの2500万ドルにすれば5年で1億500万ドルという契約になる。


これなら球団のペイロールを今以上に圧迫することなく契約できる金額だろう。



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Author:ウエダスポーツ
学生時代に野球とアメリカンフットボールをしていました。
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