【MLB移籍情報】FA上原浩治の去就、ESPNがあげる移籍先とは?



 前回、米スポーツ誌「Sports Illustrated」のシニア・ライターBen Reiterによる今オフのフリーエージェント(FA)ランキングを紹介したが、今回はESPNのWEBサイトによる今オフのFAトップ50選手の中から気になる上原浩治投手にスポットを当てて紹介したい。

 どのメディでもそうだが、来季42歳になる上原が、FAトップ50に名前があること自体が凄い。記事はレッズやナショナルズでゼネラルマネジャーを務めた経験を持つジム・ボーデン氏によるもの。

 上原はFA全体で44位、クローザーでは10位にランク。ボーデン氏が独自の評価システムを使って算出したところ、上原の来季の予想年俸は600万ドル(約6億円)だという。Sports Illustratedでは30位だったが、ここでは順位が大幅に違う。

 個人的な私見で順位はいかにいい加減なものか、専門家でも順位は大きく変わる。それは相対的なもので細かい順位はどうでもいいように感じる。

 移籍先としてフィットする球団として、マーリンズ、パイレーツ、エンゼルス、ジャイアンツ、アスレチックスの5球団の名前をリストアップ。その中にはレッドソックスに残留するという選択肢は入っていなかった

 ご存知のようにFA前はレッドソックスで不動のリリーバーとして、セットアッパーからクローザーまでを任され、13年のワールドシリーズ制覇をけん引した。上原の勝利のハイファイブ(ハイタッチ)は、地元ボストンではブームにもなった。

上原浩治 

 今季夏に加入したジーグラーや田澤純一の再契約は無いとの記事は多いが、上原は引き留めるという記事が多かったが、以上の5チームは新しい見解だ。

 上原に関する寸評は、「今シーズン、上原は左打者に対して被安打率が.139であり、本拠地フェンウェイパークよりも、アウェーでよい成績を残している。アウェーでは、防御率2.19だったが、フェンウェイでは4.84だった」。

 しかし、これはフェンウェイパークのパークファクターを考えれば、ある程度納得のいく数字で、フェンウェイではレフトフライがグリーンモンスターにあたってヒットになるケースが多く。対右打者は悪化する傾向にある。

キンブレルは対右打者.158、ジーグラー同.252、田澤が同.273、だから対右打者の被安打率.253は悪くはない。それよりも左打者に対して被安打率.139は、他の3人より優っている。

 ホームでの防御率4.84に関してはキンブレルの3.30、田澤2.15に比べて悪い。


移籍先として挙げた5球団はどうだろう?

 マーリンズは今オフ、終盤不振だった中継ぎの右腕、フェルナンド・ロドニーのオプションを行使しなかった。ボートの事故で亡くなった大エース、ホセ・フェルナンデスの穴を埋めることは難しく、ブルペンではクローザー候補としてAJラモス、デビッド・フェルプス、カイル・バラクローと3人がいるが、先発ローテが弱いこともあり、厚みを増すためにFA市場でリリーバーを補強することは十分考えられる。

 パイレーツは、シーズン途中に抑えのマーク・マランソンを放出、先発のジェフ・ロックを中継ぎに転向させたり、逆にホアン・ニカシオを中継ぎから先発に転向させるなど混乱した。投手編成で、ブルペンの核として上原が必要になるかもしれない。

この中では、ジャイアンツのニーズが上原に最もフィットしているかもしれない。地元のマーキュリーニュース紙によると、「今オフの補強の最大 ポイントはリリーフ投手」。

 中継ぎのセルジオ・ロモ、サンティアゴ・カシーヤ、ハビア・ロペスが、FAになったためだ。チームも上原を当然リストアップしていると考えられるという。

 エンゼルス、アスレチックはブルペンより先発陣の編成を優先するとみられるが、それほど高額ではない上原を獲得し、ブルペン再起を図る可能性はなくはない。

上原浩治

 個人的には、1年600万ドルなら上の5球団よりもレッドソックス再契約やワールドシリーズを狙えるダルビッシュ有所属のレンジャーズあたりもいいような気がする。

レンジャースには、日本からメジャー入りしたコルビー・ルイスやトニー・バーネットらの投手も所属している。日本のNPB出身のプレイヤーの価値を知っている球団だ。

 日本で開幕投手を7年務め、メジャーでも8年のキャリアで93セーブ、防御率2.53、WHIP0.864という数字を残した「雑草魂」、ベテラン右腕の動向に注目したい。


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