MLB2015 メジャー日本人プレイヤーの最終成績・投手編




95年の野茂英雄デビュー以来はじめて、投手も野手も「規定投球回数」や「規定打席」に達しない寂しいシーズンになった。

前回、野手を紹介したので今回は投手陣を紹介したい。

岩隈久志(マリナーズ)

20試(129回2/3) 9勝5敗 防3.54
被安打117 失点53(自責51) 奪三振111 WHIP1.06

右手の中指骨折で約1か月出遅れた14年に比べ、順調に開幕ロースターで迎えた4年目の15年シーズンだったが、最初の3試合は、自責点4の試合が続き防御率6.61と不調を極めた。

結局、右広背筋の張りで15日間の故障者リスト(DL)入りした。最短で5月6日から登板可能だったが意外と長引き帰ってきたのは、7月6日だった。

復帰後の17試合は、13試合でクォリティスタート。8月12日のオリオールズ戦では、日本人として野茂英雄以来、13年ぶりとなるノーヒットノーランを達成するなど、本来の調子を取り戻し、このオフ注目のFA投手の一人に。

チームは再契約を重要事項としており、地元紙「シアトル・タイムズ」が伝えているところによれば3年総額3000万ドル(約36億円)以上の条件がでていると報道があった。


田中将大(ヤンキース)


24試(154回) 12勝7敗 防3.51
被安打126 失点66(自責60) 奪三振139 WHIP0.99

開幕前から昨季痛めた右肘について心配されたが、終わってみれば2年連続二ケタ勝利をマーク。

しかし、FIPは3.98に低下。これは指名代打制のア・リーグとはいえ、たとえばトップのセール(ホワイトソックス)が2.73、カイケル2.91(アストロズ)などと比べても歴然の差があり、各チームの先発2番手から3番手の数字。7年155億ドルの大型契約で、その片鱗を見せた昨年と比べると見劣りする数字になった。

日本球界でも見せたスプリットで三振の山を築いてきたストロングスタイルから、2シームやカットボールを使って少ない球数で打たせて取る制球主体のスタイルに変わろうとする「変換期の1年」といった印象を受けた。

10月6日に本拠地ヤンキー・スタジアムで行われたワイルドカード(WC)ゲームのアストロズ戦でも懸念された一発を食らって5回2失点で降板。ヤンキースは、このオフに田中に代わるエース候補を物色するかもしれない。


上原浩治(レッドソックス)

今季成績:43試(40回1/3) 2勝4敗25S 防2.23
被安打28 失点14(自責10) 奪三振47 WHIP0.92

日米通算100セーブ、3年連続20セーブをマークするなど、8月7日タイガース戦が終了した時点で昨季の26セーブに迫る25セーブを記録。しかし、その試合で右手首に打球が直撃し骨折が判明、シーズンエンドとなった。


田澤純一(レッドソックス)

61試合(58回) 2勝7敗3S 防4.14
被安打65 失点28(自責27) 奪三振56 WHIP1.33

前半戦は上原に繋ぐセットアッパーとして、安定感を誇った。後半戦は故障した上原に代わり一時的に守護神を担うも、9月12日のレイズ戦で4失点するなど調子を落とした。結局、疲労を考慮して9月中旬から休養となり、一足早くシーズンを終えた。


和田毅(カブス)

8試(32回1/3) 1勝1敗 防3.62
被安打30 失点14(自責13) 奪三振31 WHIP1.27

背番号を『67』から『18』に変更した今季、キャンプで左太もも裏を痛め、DLで開幕を迎えた。5月20日の試合で今季初登板するも、6月下旬の登板中に左肩の違和感を訴え途中降板。9月4日のダイヤモンドバックス戦でメジャー復帰したが、リリーフで1回を投げて1失点だった。
先日、DFAが決まった。


ダルビッシュ有(レンジャーズ)

今季成績:登板なし

3月のオープン戦で右肘を痛め緊急降板すると、3月17日にトミージョン手術を受けた。現在はキャッチボールを再開しており、復帰に向けてリハビリ中。


藤川球児(レンジャーズ)

2試(1回2/3) 0勝0敗 防16.20
被安打2 失点3(自責3) 奪三振1 WHIP1.20

レンジャーズに移籍した今季、右足付け根の故障により開幕直前にDL入り。5月14日にメジャー昇格するも、2試合に登板し防御率16.20。結果を残すことができず、事実上の戦力外通告を受けた。その後、日本の独立リーグ・四国ILの高知でプレーした。


村田透(インディアンス)

1試(3回1/3) 0勝1敗 防8.10
被安打4 失点5(自責3) 奪三振2 WHIP1.50

渡米から5年で、ついに夢の舞台のマウンドに立った。6月28日のオリオールズとのダブルヘッダー第2試合でメジャー先発登板を果たすも、4回途中4被安打5失点で敗戦投手。その後はメジャーでの登板はなかったが、マイナーでリーグ最多の15勝を挙げた。


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学生時代に野球とアメリカンフットボールをしていました。
若き日に「江夏の21球」を大阪球場のライトスタンドで観て、鳥肌が立ったのを覚えています。
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