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2021 · 01 · 16 (Sat) 12:00

【MLB契約情報】クルーバーがヤンキースと1年1100万ドルで合意


コーリー・クルーバーがヤンキースへ



現地1月13日(日本時間14日)、フロリダ州でメジャーリーグ球団向けのショーケース(公開練習)を開催したコーリー・クルーバーがヤンキースと1年1100万ドルで合意した。


意外と早かったクルーバーの契約


25球団の関係者が視察したというショーケースだったが、ヤンキースが早速動いた。MLB.comのマーク・フェインサンドが伝えている。ESPNのジェフパッサンは、クルーバーが時速88〜90マイルの速球で約30球を投げるのを見た後、「スカウトは感心して帰っていった」と付け加えていた。



インディアンスのエースとして活躍したクルーバーは2014年と17年にア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞。インディアンスの9年間で98勝58敗、1341回2/ 3イニングを投げ、防御率3.16(ERA +134)を記録した。

ところがアクシデントがエースを襲った。2019年5月のマーリンズ戦で102.2マイル(約164.5キロ)の打球が直撃して右腕を骨折。

この年は7試合の登板に終わった。直撃弾がエースのキャリアを台無しにしてしまった。

その年の12月にはトレードでレンジャーズに放出され、2020年は1試合だけの登板に終わり、10月30日に球団がオプションを放棄してFAになってしまった。


先発左腕ウッドが単年契約300万ドル


現地1月14日(日本時間15日)、サンフランシスコ・ジャイアンツが先発左腕アレックス・ウッドと1年300万ドルで契約。これには条件を満たせばインセンティブ300万ドルがプラスされる内容になっている。


背中の故障で直近3年間は不本意な成績



その「条件」が変わっている。「10アウト以上を記録した登板数」に応じて最大で300万ドルが加算されるという。

その契約内容から考えられるのは、イニング数を稼いでほしいという「イニングイーター」としての役割だろう。仮に編成の都合上、シーズンの途中でブルペンに回されてもロングリリーフでイニングを稼げばインセンティブ300万ドルを得ることができるからだ。


ドジャース時代に16勝



アレックス・ウッドが輝いたのはドジャース時代の2017年。この年は16勝をマークして夏にはオールスターにも選出された。2018年33試合27先発、防御率3.68、9勝7敗と活躍したが、その後は2019年の春に背中を痛めてほとんど期間で故障者リスト入り、2020年も9試合2先発で、オフにFAになっていた。



1000万ドル以上の契約は5人だけ



FA市場には20年サイ・ヤング賞のトレバー・バウアーやヤンキースからFAの田中将大リック・ポーセロ、ジェームズ・パクストン。ベテランでは、ジョン・レスター、J.A.ハップ、タイラー・アンダーソンなどの左腕投手とアダム・ウェインライトらが残っている。

今オフのFA選手で年俸1000万ドル(約10億円)以上の契約を手にしたのはチャーリー・モートン投手(アトランタ・ブレーブスと1年1500万ドル)、ドリュー・スマイリー投手(ブレーブスと1年1100万ドル)、ジェームズ・マキャン捕手(ニューヨーク・メッツと4年総額4060万ドル)、リアム・ヘンドリックス投手(ホワイトソックスと4年5400万ドル)。クルーバーを入れて5選手だけだ。







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Last Modified : 2023-08-16