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レッドソックスが100勝到達、新指揮官アレックス・コーラの「6つのフィランソロピー」とは  




ボストン・レッドソックスが球団史上4回目の100勝に到達した。16試合が残っているので1912年の105勝(47敗)を抜いて球団最多勝利は間違いないだろう。


1912年 105勝47敗
1915年 101勝50敗
1946年 104勝54敗


レッドソックスは地区2連覇をしているもののポストシーズンで早々と敗れ去ったことからデーブ・ドンブロウスキー社長は指揮官をジョン・ファレルからアストロズでベンチコーチをしていた42歳の若いアレックス・コーラに交代させた。加えてベンチコーチにブルワーズで監督経験もある62歳のロン・レニキーを迎えた。

チームを率いて1年目で100勝を越えた指揮官は2003年のフェリペ・アルー氏(ジャイアンツ)以来、15年ぶり。

監督経験のない指揮官が、メジャーでの監督初年度で100勝以上を達成したのは、1993年のダスティー・ベイカー(ジャイアンツ)以来、26年ぶりになる。

ワールドシリーズを制覇したアストロズの戦略やクラブハウスの雰囲気を知るベンチコーチのアレックス・コーラ。現役時代から戦略眼を備え、将来の監督候補として名前が挙がっていた人物をハンティングしたデーブ・ドンブロウスキー社長の球団編成を評価したい。

ただ、地区優勝だけならファレル監督の時代と同じで、ポストシーズンでの采配が注目だ。


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地元メディアの一つであるプロビデンスジャーナルのティム・ブリットンが、アレックス・コーラの監督就任時に指揮官としての「6つのフィランソロピー」を紹介していた。

1. 選手とより近い関係を築く
2. データによる解析を進んで活用するが、その奴隷とはならない
3. 詳細なところまで注意を払う
4. ハードヒットできるボールに対して攻撃的に
5. 賢明に攻撃的な走塁をする
6. 内野の守備を改善する



それによれば、4番目の「ハードヒットできるボールに対して攻撃的に」という考え方では、「初球からでもその姿勢でボールにアプローチすることが重要」であることを強調。

アストロズ打線が、初球を打つ割合がレッドソックスよりも60%も多く、初球を本塁打にしたのはアストロズが55本に対して、レッドソックスは17本だったデータを引き合いに出して、「ザンダー・ボガーツとムーキー・ベッツにはもっとアグレッシブにあるように話すつもりだ。すべての選手が多くの球数を投げさせることに気をつかう必要はない」と話した。

メジャーリーグファンの方ならよくお分かりだとおもうが、多くのチームが「マネーボール」以降、「出塁率を高める」ことを重視しているため、四球を多く選ぶことを打者に求めているが、レッドソックスもその方針だったという。

しかし、それが裏目に出てしまうと打者不利のカウントを招き、相手投手のフィニッシングボールや難しいコースを打たざるをえない状況につながる。

こうしたアドバイスが功を奏したのか、今季のムーキー・ベッツは打率で.264から.340に上昇。本塁打も24本から現時点で29本。その他も数値も大きくアップした。

ザンダー・ボガーツも本塁打10本から21本、OPSも.746から.883に上昇。打席でのアグレッシブな姿勢が好結果につながっている。

ただし、これはデータを無視するという訳ではなく、コーラはレッドソックスで監督になるにあたり、フロントを説得し、クオリティ・コントロールコーチというデータや映像を統括して提供する部門を新しく設置することも忘れていない。


コーラ監督は就任1年目での100勝について、「100勝したことは間違いない。しかしさらなる大きな目標がある。それらに向かって近づいていくだけだ」と喜びは控えめだったという。


◇こちらの記事を一部引用しています。
https://baseball.information0.com/major-baseball/alex-coras-managerial-philosophy/




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Posted on 2018/09/14 Fri. 08:00 [edit]

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