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東京五輪2020、どんなに暑くても「真夏」に開催する“大人の事情”  



1964年の東京五輪の開会日にちなんで生まれた「体育の日」は10月10日でした。スポーツの「秋」に開催すれば選手にとっても観客にとっても良いはず。

しかし、近年のオリンピックは夏場の開催が主流。猛暑に配慮してか、サッカーは全試合を午後5時以降に開催する予定です。

リオデジャネイロ五輪で復活するゴルフなどは試合時間が長く、1日6~7時間は炎天下でプレーすることになりそうです。日本ゴルフ協会は「プレー中の日傘の使用を呼びかける」と暑さ対策を挙げています。

マラソンは、五輪の花形競技ですが、最も暑さの影響を受けやすいスポーツの一つです。

2014年9月にケニアのデニス・キメット選手が出した世界新記録は2時間2分57秒。少なくとも2時間は炎天下で走り続ける必要があります。

そんな中、対策として上がっているのが「遮熱性舗装」です。「遮熱性舗装」は、普通のアスファルトの路面に特殊な塗料を塗ったもので、路面が熱を吸収して熱くなるのを防ぎます。

5月に発足した国土交通省、環境省、総務省消防庁、東京都、大会組織委員会などでつくる暑さ対策の連絡会議で、提案されました。


なぜ「秋」にできないのか!?


前置きは長くなりましたが、そんな対策を考えなくても、そもそも、なぜ秋に出来ないのでしょうか?気候の安定してるスポーツの秋に。

そこには、“大人の事情”が絡んでいます。2020年大会について国際オリンピック委員会(IOC)は、7月15日~8月31日の期間内に収まるよう求めています。

その理由は、巨額なテレビ放映権料です。アメリカのNBCユニバーサルは、22年冬季から32年夏季までの6回の五輪の米国向け放送権を76億5千万ドル(約7780億円)で獲得しています。

秋は欧州ならサッカー、米国は大リーグが佳境を迎え、アメリカンフットボールのNFLも始まります。他のスポーツとテレビの放映枠を争うようなことがあれば、テレビ放映権料に影響がでかねません。

IOCは収入の9割を各国・オリンピック委員会や各競技の国際連盟などに還元しています。IOCの方針に対して、巨額の補助金を受け取る側からは反対しづらいのが現実なのです。

2020年五輪には中東カタールの首都ドーハが10月開催で立候補しましたが、1次選考で落選しました。

「テレビ放送時間を確保しづらい」。IOCはその理由を正直に説明しています。


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※この記事は2015年8月24日の再ポストです。


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Posted on 2016/08/22 Mon. 22:33 [edit]

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