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衣笠祥雄氏が逝去 カル・リプケンが慕った“キヌガサ・アイアンマン”  




地味な記録と思われがちな連続出場記録。広島カープの衣笠祥雄氏がメジャーリーグのルー・ゲーリッグ氏の記録を抜いたのは1987(昭和62)年6月13日。そのマイルストーンは、メジャーのレジェンドと対比された事で一躍脚光を浴びた。

2131試合連続出場。日本はバブル景気で湧いていた時代だった。


衣笠氏の記録は、広島に入団して6年目、1970年10月19日の巨人戦より始まった。10年後の1980年には1246試合連続出場の日本記録を更新。

その後も記録を更新し、1987年のシーズン終了と同時に現役を引退したものの、連続出場回数は2215まで伸ばした。

その年の6月22日には王貞治氏に次いでプロ野球選手として2人目の国民栄誉賞を授与されていた。

衣笠氏がゲーリッグ氏の記録を塗り替えたとき、メジャーリーグの現役選手ではカル・リプケン(オリオールズ)が試合出場を続けていた。

このとき「私の記録など、キヌガサ・アイアンマン(鉄人)の三分の一ちょっとにしか及ばない」(『毎日新聞』1987年6月14日付)とのリプケンのメッセージが残っている。

野茂英雄氏が海を渡る8年前。メジャーリーグが遠い雲の上の存在のように感じた。そのスター選手が衣笠氏に“アイアンマン”の称号を贈った。

リプケンは、その後も記録を伸ばし続け、“アイアンマン”を祝福した9年後の奇しくも同日、1996年6月13日の対ロイヤルズ戦で、ついに衣笠氏の記録に追いつき、翌14日にはそれを上回る2216試合出場を果たした。

衣笠氏は、自身の記録が更新されるにあたり、2日続けて球場に招かれ、今度は逆にリプケンを祝福している。なお、リプケンの記録は1998年9月19日まで続き、2632試合に達した。


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プロ野球で23年間、2677試合に出場。2543安打、504本塁打、1448打点。打率.270、出塁率.345、長打率.476、OPS.820。

偉大なプロ野球選手は71歳で永遠の眠りについた。


【タイトル】
打点王:1回 (1984年)
盗塁王:1回 (1976年)

【表彰】
NPB MVP:1回 (1984年)
NPB ベストナイン:3回 (1975年、1980年、1984年)
NPB ゴールデングラブ賞:3回 (1980年、1984年、1986年)

日本プロスポーツ大賞 大賞:1回 (1984年)殊勲賞:1回 (1987年)

国民栄誉賞 (1987年)
広島県民栄誉賞 (1987年)
京都市市民栄誉賞 (1987年)[19]
新語・流行語大賞 特別賞 (1987年、「鉄人」)
野球殿堂競技者表彰(1996年)


◇記事参考
http://bunshun.jp/articles/-/2885




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Posted on 2018/04/24 Tue. 15:55 [edit]

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【HOF2018】4名選出!ジョーンズ、トーミが有資格1年目で殿堂入り  

 


全米野球記者協会(BBWAA)によるアメリカ野球殿堂入りの投票結果が現地24日、発表された。

メジャーの場合、殿堂入りはBBWAAに10年以上所属する記者の投票(422票)で決まり、得票率75%以上(317票以上)が必要となる。

HOF2018


得票率75%以上で殿堂入りを決めたのは、チッパー・ジョーンズ(元ブレーブス)、ブラディミール・ゲレーロ(元エクスポズなど)、ジム・トーミ(元インディアンスなど)、トレバー・ホフマン(元パドレス)。

ジョーンズとトーミは、有資格1年目でのクーパーズタウンのミュージアムに名前が刻まれることになった。


ジョーンズは410票(得票率97.2%)
ゲレーロは392票(同92.9%)
トーミは379票(同89.8%)
ホフマンは337票(同79.9%)


ジョーンズとトーメイは有資格1年目で殿堂入り。ゲレーロは2度目、ホフマンは3度目のチャレンジで見事に殿堂入りを果たした。





なお、記者投票で同時に4人が選出されるのは、ランディ・ジョンソン、ペドロ・マルティネス、ジョン・スモルツ、クレイグ・ビジオが殿堂入りを果たした2015年以来3年ぶり。1955年以降に限れば今回が2度目らしい。

残念だったのは、元マリナーズのエドガー・マルティネス。当選ラインまで20票届かなかった。

2014年の野茂英雄氏に続き、今年度日本人で2人目の候補者となった松井秀喜氏は4票(得票率0.9%)。1年限りで殿堂入り候補者リストから名前が消えることになった。






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Posted on 2018/01/25 Thu. 12:00 [edit]

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エドガーの「11」がマリナーズの永久欠番に  



18年間シアトル・マリナーズひと筋に活躍したエドガー・マルティネス(52)がつけていた背番号11番が、彼の功績を讃えてマリナーズの永久欠番になった。

テレビ中継を見ていると「EEEEEEEDDDGAARRR!」の声がスタンドからいつも聞こえてきた。

野茂英雄が海を渡った頃が、彼の全盛期だったと思う。イチローがマリナーズに入って日本のファンにも身近な存在になった。

1992年、打率.343で自身初・マリナーズ球団史上初となる首位打者を獲得。93年にハムストリングを痛め94年ごろから徐々に指名打者(DH)として起用される。



95年は、ストライキの影響もあり短縮シーズンで行われたが、145試合全てに出場し、リーグトップの打率.356、出塁率.479、対左投手打率.433、121得点、52二塁打、OPS1.107を記録。

2度目の首位打者とDH部門のシルバースラッガー賞、自身初となる最優秀指名打者賞を獲得した。その年はポストシーズンでも活躍し、「史上最強のDH」と呼ばれるようになった。

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マルティネスが活躍するまでは、DHは好打者の例が少なく、DHのイメージを変えた選手でもある。彼の引退後、MLBは敬意を表し、最優秀指名打者賞を「エドガー・マルティネス賞」と改称した。


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Posted on 2017/01/25 Wed. 10:00 [edit]

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【HOF2017】バグウェル氏が7年目、レインズ氏は資格取得10年目で殿堂入り  



 パッジの愛称で親しまれたイバン・ロドリゲス氏(元レンジャーズほか)が、資格取得1年目にして得票率76.0%をマーク。一発合格で殿堂入りを果たしたことは昨日紹介したが、もう2人の殿堂入り選手を紹介したい。

 昨年はわずか15票足りずに落選したジェフ・バグウェル氏。75%以上の得票が選出条件となるこの投票で71.6%で選出を逃したが、7度目の挑戦となった今回は86.2%の票を集めて殿堂入りを果たした。

HOF2017

 弱小球団で気を吐いたスラッガーというイメージのバグウェル氏は48歳。1991年のメジャーデビューから2005年を最後に引退するまでヒューストン・アストロズ一筋で活躍。

 15年間のキャリアで、打率.297、449本塁打、1,529打点の通算成績を残し、2000年に記録した47本塁打・152得点はいずれも球団記録。07年には、同氏の背番号『5』が球団史上8人目の永久欠番に指定された。

1994年ナ・リーグMVP、オールスターに4度、シルバースラッガー賞に3度選出されている。

 ただ、メジャー昇格前は長打力に乏く、昇格後は次第にボディビルダーのような体になったことから、薬物使用の噂が絶えず、それが野球殿堂入りの得票率にも悪影響していた。

 また、モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)などで外野手として活躍したティム・レインズ氏は、23年間通算で打率.294、170本塁打、980打点、808盗塁を記録。

オールスターに7度選ばれ、ニューヨーク・ヤンキース時代の1996年にはワールドシリーズ優勝を経験した。資格取得10年目にして86.0%の票を獲得し、最後のチャンスで殿堂入りを果たしている。

 その一方で、現役時代の薬物使用疑惑で物議を醸した歴代1位の762本塁打のバリー・ボンズ氏、通算354勝のロジャー・クレメンス氏は選出されなかった。

 パドレスなどで通算601セーブを挙げたトレバー・ホフマン氏も74%の得票率で、あと一歩及ばなかった。選出に必要な75%にあと5票足りなかった。


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Posted on 2017/01/21 Sat. 08:30 [edit]

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【HOF2017】強肩強打のイバン・ロドリゲス氏が資格取得1年目で殿堂入り  



 今年の野球殿堂入りを決める全米野球記者協会(BBWAA)の投票結果が発表され、イバン・ロドリゲス氏(元レンジャーズほか)が資格取得1年目で殿堂入りを果たした。

 パッジの愛称で親しまれたロドリゲス氏(元レンジャーズほか)は、資格取得1年目にして得票率76.0%をマーク。一発合格で殿堂入りを果たした。

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 45歳の同氏は、日本でも野茂英雄氏の渡米以後、NHKがメジャーリーグを衛星中継し始めたので、日本のMLBファンにもなじみがある選手だろう。

 個人的には、打撃よりもその強肩の守備が鮮烈で、2001年には盗塁阻止率.603を記録している。オールスターも14度選出で、90年代中頃からの10年間は、MLBを代表する捕手だった。

 このクラスの選手になれば、記録を列挙するだけでもすごい。

シルバースラッガー賞7回、通算打率も.296、捕手として記録した2,749安打(通算2,844安打)、1,290打点(通算1,332打点)は、いずれも歴代最多であり、2,427試合に出場、ゴールドグラブ賞13度も歴代最多。

304本塁打(通算311本)はマイク・ピアッツァに続く数字である。2,427試合出場と、ゴールドグラブ賞13度は捕手として史上最多。



2017年度のアメリカ野球殿堂には、ティム・レインズ氏(元アストロズ)、ジェフ・バグウェル氏(元エクスポズほか)も選出された。


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Posted on 2017/01/20 Fri. 12:00 [edit]

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【HOF】ケン・グリフィーJr.氏、野茂の女房役マイク・ピアザ氏が殿堂入り  



米国野球殿堂は6日(日本時間7日)、2016年の殿堂入り選手を発表し、メジャー通算630本塁打、ゴールドグラブ10回などの記録をもつケン・グリフィーJr.氏と捕手では史上最多の通算396本塁打のマイク・ピアザ氏が選出された。

有資格1年目のグリフィー氏の得票率99・3%(440票のうち437票獲得)は、92年のトム・シーバー氏の98・8%を上回り、史上最高となった。4年目のピアザ氏は83%(365票)で殿堂入りを果たした。


昨日も紹介したが殿堂入りには全米野球記者協会(BBWAA)在籍10年以上の記者による投票で75%以上の得票率が必要。

グリフィー氏は87年ドラフトで高卒ながらマリナーズから全体1位指名を受けてプロ入り。89年に19歳4ヶ月の若さでメジャーデビュー。父が所属していたレッズでも父と同じ背番号「30」をつけてプレイした。

その後、ホワイトソックスでもプレーし、メジャー22年間の通算成績は2671試合、打率・284、史上6位の630本塁打、1836打点。本塁打王4回。オールスター選出13回。ゴールドグラブ10回受賞。

父はビッグレッドマシンと呼ばれたシンシナティ・レッズの一員として活躍したケン・グリフィー・シニア氏。90年に息子の所属するシアトル・マリナーズに移籍。90年8月31日のロイヤルズ戦では、2番左翼手・シニア、3番中堅手・ジュニアとして、史上初めて親子揃ってスタメンに名を連ねた。

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ピアザ氏は88年ドラフトで62巡目、全体1390番目でドジャース入り。92年に23歳でメジャーデビューを果たし、翌年に打率・318、35本塁打、112打点で新人王を獲得した。野茂英雄氏のメジャーデビュー時の捕手として日本でもなじみ深い選手。

メッツ、パドレスでもプレイしてメジャー16年で1912試合、打率・308、427本塁打、1335打点をマークした。球宴12回。捕手では史上最多の396本塁打を記録した。



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Posted on 2016/01/07 Thu. 10:00 [edit]

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ランディー・ジョンソン氏ら2015年の米野球殿堂入り決まる  


松井秀喜と死闘を演じた
 ペドロ・マルティネス氏も  



現地時間の2015年1月6日、Hall of Fame(アメリカ野球殿堂)の投票が行われ、2015年の殿堂入り選手が発表されました。

おもな殿堂入りは下記の選手ですが、今季ノミネートで即殿堂入りが決まりました。


ランディー・ジョンソン(通算303勝)
通算303勝、サイヤング賞5回、通算4875奪三振。2004年には完全試合も達成している。



ペドロ・マルティネス(通算219勝)
通算219勝は殿堂入りの観点からすると特筆すべき数字ではないが、04年はレッドソックスを86年ぶりの世界一へ導くなどインパクトのある活躍があったといえる。とはいえ防御率1位5度、サイヤング賞3度、奪三振1位3度は大したもの。



ジョン・スモルツ(通算213勝)
史上初の200勝・150セーブ。サイヤング賞1回、最多奪三振2回、最多勝2回、最多セーブ1回。ブレーブスビッグ3の1角。マダックス、グラビンは2014年殿堂入り。


ほかに2度目以降の投票となる選手としてクレイグ・ビジオ氏(前年74.8%)が殿堂入りを果たした。

ビジオ氏は、通算3000本安打を達成したアストロズ一筋のフランチャイズプレーヤー。414盗塁、ゴールドグラブ賞4度。昨年は、75%のラインに2票足りず落選していました。投票で4人が選出されたのは1955年以来。



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Posted on 2015/01/07 Wed. 07:00 [edit]

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