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【MLB移籍情報】FA市場注目のJ.D.マルティネスがRソックスと5年契約で合意  




17年-18年オフのFA市場では、ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、エリック・ホズマー、J.D.マルティネスがトップクラスの評価を受けていたが、その中のひとり、J.D.マルティネスがレッドソックスと総額1億1000万ドルの5年契約を結ぶことで合意した。

敏腕スコット・ボラス氏が代理人のマルティネス。ファンラグスポーツのジョン・ヘイマンによると、5年契約の間に2度オプトアウトするかどうかを選択できる内容らしい。


18年 2,500万ドル
19年 2,500万ドル
(オプトアウト)
20年 2,200万ドル
(オプトアウト)
21年 1,900万ドル
22年 1,900万ドル


30歳のマルティネスは昨年、タイガースとDバックスで打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066のキャリアハイをマーク。4年連続でOPS.870を超えている。

特に7月に移籍してからは62試合で29ホーマーを放つなど長打力を発揮し、Dバックスのポストシーズン進出に貢献している。

もともと、アストロズやタイガースといったアメリカンリーグでのキャリアが長く、指名打者などの制度にもフィットしやすいと考えられる。このオフは、比較的静かな方だったレッドソックスだったが、ここへ来て大きな買い物をしたことになる。

レッドソックスはミッチ・モアランド、エドゥアルド・ヌニェスと再契約を結び、さらにマルティネスをロースターに追加した事で、スタントンが加入した同地区ライバルのヤンキースとも対抗できるオフェンス力になった。


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Posted on 2018/02/20 Tue. 12:00 [edit]

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【MLB契約情報】ムーキー・ベッツが年俸調停1年目で史上2番目の契約  




レッドソックスを支えるコアプレイヤー、ムーキー・ベッツ外野手が、公聴会を経て年俸調停1年目としては史上2番目の1,050万ドルで決着した。

ベッツと球団側は期限までに折り合いがつかず年俸調停は公聴会にゆだねられた。ベッツ側は1,050万ドルを要求。これに対して球団側が出した金額は、750万ドルで両者には開きがあった。



25歳のベッツは、11年のMLBドラフト5巡目(全体172位)でレッドソックスから指名されて14年6月にメジャーデビュー。キャリア4年だが、1年目は52試合だったので、実質3年でオールスターに2回選出されている。

15年にセンターで定位置を獲得。16年からは主にライトを守り、MVP投票でも2位に入る成績を残した。

打撃面だけではなく走攻守の3拍子が揃った選手で、16年、17年とゴールドグラブ賞を獲得。昨年の守備防御点(DRS)は+31、アルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)も20.5で両リーグトップの数値を示している。

イチローの全盛期(2004年)がDRS+30だったので、それと比べてもベッツのフィールディングの良さが理解できるだろう。

昨年はアベレージで16年の.318から.264と下げたが、4年間で.292、OPS.839。2年連続で100打点、20盗塁をマークしている。


ムーキー・ベッツ


先日発表されたMLBネットワークによるポジション別ランキングでもジャッジ、スタントンに続いて3位だった。


★ライト(RF)トップ10
1. アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
2. ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)
3. ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
4. ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
5. J.D.マルティネス(フリーエージェント)
6. ジョシュ・レディック(アストロズ)
7. アビサイル・ガルシア(ホワイトソックス)
8. ドミンゴ・サンタナ(ブリュワーズ)
9. ミッチ・ハニガー(マリナーズ)
10. デクスター・ファウラー(カージナルス)


ちなみに、年俸調停1年目の最高額は、クリス・ブライアント(カブス)の1,085万ドルが最高額。

メジャーリーグでは、選手はFAの資格を得るまで(6年の経験を積むまで)最低3回の調停申請ができるが、実際に調停が行われるケースは少なく、両者が歩み寄って調停が回避されるケースがほとんど。

今オフのジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)も調停を回避して2,300万ドルで合意。これは年俸調停権を有する選手の最高額で、ブライス・ハーパーも2,162万5000ドルで回避して合意している。


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Posted on 2018/02/01 Thu. 13:00 [edit]

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【AL東部地区】レッドソックスの補強ポイントと進捗状況  

 


ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、J.D.マルティネス、エリック・ホズマーが17年オフのFAトップ4と言われているが、いずれの選手も契約が決まらず年が明けた。トレードも含めて移籍市場全体の動きが遅いため、あくまでも途中経過の報告になるが、東部地区を制したレッドソックスのここまでを見ていきたい。

この地区5球団の補強ポイントは下記のとおり。

★AL EAST Team Needs
レッドソックス ヤンキース レイズ ブルージェイズ オリオールズ
指名打者 先発投手 一塁か指名打者 外野手 先発投手
セットアップ 三塁手 セットアップ セットアップ 捕手
   先発投手 外野手



レッドソックスは、左腕のデビット・プライスを15年オフ、クリス・セールを16年オフに獲得したが、17年オフのここまでは静かなものだ。

ミッチ・モアランド、ダグ・フィスターら10人がFAになったが、クラブオプションを行使してクリス・セール、クレイグ・キンブレルらは残留。モアランドとは再契約した。

それ以外は主だった動きはなく、3Aクラスの内野手2名、外野手1名、先発3名の計6名と契約したぐらい。

DHとファーストを任せられる選手とアディソン・リードが抜けたあとのセットアップマンが補強ポイント。ファーストはモアランドだが、チーム内プロスペクトランキングでトップ10に評価されているサム・トラビス(BP8位、BA7位)、ジョシュ・オッキミー(BP10位)がいる。

パークファクターという角度から見ると圧倒的に打者有利のスタジアムが多い東部地区だが、レッドソックスの本塁打数はMLB30球団中27位。OPSでも同22位。

ライバルのヤンキースが本塁打王スタントンを補強しただけに、さらに、長打力では見劣りするラインナップは改善されていない。

そのため主軸の補強はJ.D.マルティネスらの名前が挙がっている。



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Posted on 2018/01/06 Sat. 12:00 [edit]

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【AL東部地区】ヤンキースの補強ポイントと進捗状況  




ワールドシリーズの覇者アストロズや大谷翔平が移籍して注目のア・リーグ西部地区の気になるチームの補強状況を紹介したが、今回は東部地区のヤンキースから見ていきたい。

ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、J.D.マルティネス、エリック・ホズマーが17年オフのFAトップ4と言われているが、いずれの選手も契約が決まらず年が明けた。トレードも含めて移籍市場全体の動きが遅いため、あくまでも途中経過の報告になる。

そうした状況の中で、この地区の補強ポイントは下記のとおり。

★AL EAST Team Needs
レッドソックス ヤンキース レイズ ブルージェイズ オリオールズ
指名打者 先発投手 一塁か指名打者 外野手 先発投手
セットアップ 三塁手 セットアップ セットアップ 捕手
   先発投手 外野手



ヤンキースは、指揮官が交代したのが最大のトピックスだが、指名打者マット・ホリデー、トッド・フレイジャー三塁手、先発マイケル・ピネダとハイメ・ガルシアがFAでチームを去った。このうちピネダはツインズと契約している。

先発投手はC.C.サバシアと再契約した。これでローテーションは、田中、セベリーノ、グレイ、モンゴメリー、サバシアの5人だが、トレードでパイレーツの先発右腕ゲリット・コールの交渉を進めているとの情報もある。

ストーブリーグでは、トレードで本塁打と打点の二冠王スタントンをマーリンズから獲得したが、ここまで、スタントン以外にはマイナー契約で投手3人、捕手、外野手の計5人と契約しただけにとどまっている。

フレイジャーの抜けたサードとカストロが守っていたセカンドあたりも今後の補強ポイントかもしれない。つけ加えれば、26歳タイラー・オースティン、25歳のグレッグ・バードでは名門チームのファーストとしては物足りない。



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Posted on 2018/01/04 Thu. 09:00 [edit]

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メジャーのぜいたく税は5球団に課税 最多は4年連続でドジャース  




メジャーリーグで年俸総額が規定額を超えた球団への課徴金(ぜいたく税)が、5球団に課されることになった。

2003年からの現行制度で16年が最多の6球団、17年はそれに次ぐ5球団になった。2017年の課税対象額は1億9,700億ドル。これを超えた球団に課徴金が課せられる。

球団別では、ドジャースが3,620万ドル、ヤンキースが1,570万ドル、ジャイアンツが410万ドル、タイガースが370万ドル、ナショナルズが145万ドルを課せられる。

ドジャースは4年連続最多。ヤンキースは課徴金制度が導入されてから 15年連続となった。ナショナルズは初の課税となった。


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【メジャーリーグ課徴金の推移】


2018 1.97億ドル

2017 1.95億ドル
ドジャース 3620万ドル
ヤンキース 1570万ドル
ジャイアンツ 410万ドル
タイガース 370万ドル
ナショナルズ 145万ドル

2016 1.89億ドル
ドジャース 3180万ドル
ヤンキース 2740万ドル
レッドソックス 450万ドル
タイガース 400万ドル
ジャイアンツ 340万ドル
カブス 296万ドル

2015 1.89億ドル
ドジャース 4360万ドル
ヤンキース 2610万ドル
レッドソックス 180万ドル
ジャイアンツ 130万ドル

2014 1.89億ドル
ドジャース 2662万ドル、ヤンキース 1833万ドル


2013 1.78億ドル
ヤンキース 2800万ドル、ドジャース 1140万ドル


2012 1.78億ドル
ヤンキース 1890万ドル


2011 1.78億ドル
ヤンキース 1390万ドル、レッドソックス 340万ドル


2010 1.70億ドル
ヤンキース 1800万ドル、レッドソックス 150万ドル


2009 1.62億ドル
ヤンキース 2569万ドル


2008 1.55億ドル
ヤンキース 2686万ドル、タイガース 130万ドル


2007 1.48億ドル
ヤンキース 2388万ドル、レッドソックス 606万ドル


2006 1.365億ドル
ヤンキース 2600万ドル、レッドソックス 50万ドル


2005 1.28億ドル
ヤンキース 3398万ドル、レッドソックス 416万ドル


2004 1.205億ドル
ヤンキース 2596万ドル、レッドソックス 315万ドル、エンゼルス 93万ドル


2003 1.17億ドル 
ヤンキース 1180万ドル






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Posted on 2018/01/03 Wed. 07:00 [edit]

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【MLB契約情報】レッドソックスがM.モアランドと2年1,300万ドルで再契約  




記録的なホームランが出た17年シーズンだったが、MLB27位の本塁打数に終わったレッドソックス。今オフは、マイナー契約で投手3人と契約したぐらいで主だった動きはなかったが、ミッチ・モアランド一塁手と2年1,300万ドルで再契約した。

32歳のモアランドは昨年オフ、レンジャーズFAからレッドソックスと契約。今季は、打率.246、出塁率.326、OPS.769、本塁打22、打点79だった。



メジャーの一塁手としては満足のいく数字ではない。ただ、ハンリー・ラミレスに比べると守備でのスタッツは格段に良い。

カリスマ的な存在感だったデビッド・オルティーズの穴埋めが出来ていないレッドソックスだが、デーブ・ドンブロウスキー社長は短い契約ですむベテランと再契約。

レッドソックスには、チーム内プロスペクト8位で3A所属のサム・トラビス、2Aのジョッシュ・オッキミー(同10位いずれもBPランキング)がいるが、彼らの成長待ちで、ラファエル・デバース三塁手やアンドリュー・ベニンテンディ外野手のような活躍を期待しているのかもしれない。

一塁手としては、今季注目のエリック・ホズマー(ロイヤルズのQO拒否)がいるが、その獲得には動いていない。


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Posted on 2017/12/19 Tue. 08:00 [edit]

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レッドソックスの主軸補強、プランAはJ.D.マルティネスだが、それだけではないらしい  



ライバルのヤンキース同様にレッドソックスも25歳のムーキー・ベッツを筆頭に23歳のアンドリュー・ベニンテンディ、25歳ザンダー・ボガーツ、21歳ラファエル・デバースなど若手が台頭した。

しかし、デビット・オルティーズが抜けた後に心配された長打力不足の課題は解消されていない。MLB30球団で本塁打数は27位。その結果、OPS(出塁率+長打率)も22位と下位に低迷している。

その分、投手力を強化して地区2連覇は達成したが、ヤンキースの中盤の失速に助けられたイメージが強かった。

そのレッドソックスの今オフの課題は破壊力が無くなった主軸打線の強化だろう。

主軸の補強はマルティネスがプランAであるとすれば、プランB(エリック・ホズマー)またはプランC(カルロス・サンタナ)と考えることもできるが、ウィンターミーティングでは、エリック・ホズマーとも交渉を行っていたという事で、マルティネス外野手と2人同時に狙っているとの情報も流れている。

その場合は一説には2億ドル以上と言われているマルティネスと1憶5,000万ドルのホズマーの資金を捻出するために4年8,800万ドルで契約した指名打者ハンリー・ラミレスやブラッドリー・ジュニア外野手を放出する可能性もある。

レッドソックスは18年シーズン終了後に守護神クレイグ・キンブレルとの契約が切れる。19年シーズン終了後にはクリス・セールとリック・ポーセロの先発投手2人とサンドバルの残契約の負担が終り、19年以降は大型契約をマルティネス、ホズマーと同時に結んでも吸収できるという。

ヤンキースのジャッジ、スタントン、サンチェスのクリーンアップに対抗して、ボガーツ、マルティネス、ホズマーのクリーンアップも総合力で比較すると遜色ない。

マルティネスもホズマーも代理人はスコット・ボラス氏。デーブ・ドンブロウスキー社長との交渉に注目したい。


◇記事参考
https://baseball.information0.com/major-baseball/redsox-interested-in-signing-both-jd-and-hosmer/


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Posted on 2017/12/15 Fri. 17:00 [edit]

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【ホットストーブ】スタントンのトレードには盗塁王D.ゴードンも付けて放出か!?  



サンフランシスコ・ジャイアンツが具体的なオファーを提示し、ヒートアップしてきたマーリンズの二冠王ジャンカルロ・スタントン争奪戦。ここに来てジャイアンツが提示したオファーの内容が判明してきた。

MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシがシリウスXMラジオのクレイグ・ミッシュ(Craig Mish)の情報として伝えたところによれば、ジャイアンツ側はジョー・パニック二塁手とチーム内上位のプロスペクト2名をリストアップして提示した模様。

パニックは、11年のMLBドラフトでジャイアンツ1巡指名選手。ゴードンと同じ左打ちでメジャーキャリア4年。今季138試合で打率.288、OBP.345、OPS.753、本塁打10、打点53、盗塁4。

マイナー選手は右腕タイラー・ビード投手とクリス・ショウ外野手。タイラー・ビードはMLBPipeline.comでチーム内プロスペクトランキング3位、14年ドラフト1巡指名。左打右投げのクリス・ショウは同2位、2Aと3Aで24本塁打をマークし、守備は外野と一塁を守っている。




マーリンズ側はスタントンと1番打者で盗塁王ディー・ゴードン二塁手を交換要員として交渉中だという事だが、ジャイアンツもマーリンズも、契約交渉については正式にはコメントしていない。

ゴードンに関しても20年まで3年間でサインボーナスを含む3790万ドルの契約が残り、正式に成立すれば、ジャイアンツはスタントンの10年2億9500万ドルと共に巨額の契約金を抱えることになる。

ジャイアンツは、すでにぜいたく税の基準である1億9700万ドルに近づいている。年俸総額は15年から17年で3年連続で「ぜいたく税」の対象となっているため、18年の超過分に対する税率は50%となる。

このため高額年俸のベテラン選手の放出が噂になっている。

具体的には、トレード拒否権のないジョニー・クエト投手。クエトはバイアウトを含めると4年8900万ドルの契約が残っている。ジェフ・サマージャ投手は3年5400万ドルの契約が残るが、21球団へのトレード拒否権があるらしい。

ブランドン・ベルト一塁手も名前が挙がり、4年6400万ドルの契約が残り、彼も10球団へのトレード拒否権をクリアすれば放出できる。

ほかには、クローザーのマーク・メランソンは3年3800万ドルが残るが、全球団へのトレード拒否権があるという。


スタントン


いずれにしてもスタントンとゴードンを獲得した場合は、これらのベテラン選手数人が年俸軽減措置として他球団へトレードされそうだ。

スタントン外野手を巡ってはセントルイス・カージナルスも正式なオファーをマーリンズへ提示したという情報も流れており、ドンブロウスキー球団社長のレッドソックスも正式オファーを出すものと思われる。



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Posted on 2017/11/21 Tue. 06:00 [edit]

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【MLB移籍情報】スタントン争奪戦にレッドソックスも本格参戦!?  




本塁打王と打点王に輝いたジャンカルロ・スタントン外野手。しかし、残り10年で2億9500万ドル(約333億円)という巨額の契約金が影響して、その去就に注目が集まっている。

マイアミ・マーリンズのデレク・ジータ―CEOは、来季の総年俸の大幅削減計画に着手しているという報道を地元紙「マイアミ・ヘアルド」が以前に報じていた。

それによればマーリンズの総年俸は約1億4000万ドル(約157億円)程度になる予定だが、9000万ドル(約101億円)まで圧縮したい方針だという。

これはMLB30球団中26位というかなり大胆な計画。そこでクローズアップされるのが、来季年俸が2500万ドル(約28億円)というスタントンの年俸だ。

ジータ―CEOが計画を実現のために、大ナタを振るうとすれば、これほど分かりやすいこともないと思うが、トレードは相手があっての問題で、これほどの巨額ともなれば相当の負担をマーリンズ自体も強いられる。



マーリンズは多くのチームがそうであるように先発ローテーションがコマ不足。それだけではなく、ブルペン陣もシーズン中に放出しており手薄な状況。防御率でスターターが26位(MLB30球団)、ブルペンが20位(同)というスタッツを見ただけでもそれが分かる。

絶対的エースだったホセ・フェルナンデスの事故死の後、エース格として昨年オフに獲得したエディンソン・ボルケスは、トミー・ジョン手術を受け2018年は使えない。左腕チェン・ウェインは、オリオールズから移籍後、左肘の靭帯が部分断裂等で不良債権化したまま。

残りの先発陣は、はっきり言って先発4~5番手クラスのダン・ストレイリー、ホセ・ウレーニャ、アダム・コンリーの3人。年俸を抑えられる若い先発投手に置き換えて彼らをトレード要員に回したいぐらいだ。

ただ、スタントンの移籍交渉には、出す側のマーリンズが巨額の契約金を一部負担すること、受け入れる側も交換要員としてトップクラスのプロスペクトを複数揃える必要があり、そうした要件を満たす球団は少ない。


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現在複数のメディアで、カージナルス、ジャイアンツ、フィリーズとレッドソックスの4球団の名前が挙がっている。すでにマーリンズ側と交渉を始めたという情報もある。

スタントンには契約の中で「全球団への拒否権を有している」が、カリフォルニア州出身の彼は西部か東部のチーム、または、「優勝を狙えるチーム」を希望しているという。

上の4球団を消去法でいくと、ジャイアンツはファーム層が薄くトッププロスペクトを複数揃えるのは厳しい。フィリーズは優勝を狙える球団とは考えにくい。

残るのは、カージナルスとレッドソックスの2球団で、カージナルスは豊かなファーム層があり、交換要員としてMLBプロスペクトランキングでも14位にランクしている23歳右腕アレックス・レイエス投手。同47位に22歳右腕ジェイク・フラハティ投手、2017年開幕前にはベースボール・アメリカがトップ50にランクし、メジャーで60回1/3を投げて防御率3.88と結果を残した24歳右腕ルーク・ウィーバーなどがいる。

さらに2017年シーズン開幕前にベースボールプロスペクタスが40位にランクした22歳右腕サンディ・アルカンターラもメジャーデビューを果たすなど、メジャーレベルに近い有望株の投手を交換のカードに切ってくる可能性は十分にある。

以前にも書いたが、メジャーリーガーの誰もが憧れるベースボールタウン「セントルイス」にホームを置く優勝を狙える球団だ。カージナルスはシーズン中にもスタントンに関心を示していた。

レッドソックスは敏腕社長デーブ・ドンブロウスキーが、昨年のクリス・セール投手のトレードに続く大型トレードを成約させる可能性がある。

デビッド・オルティーズが引退して懸念されたとおり2017年は、チーム本塁打数で30球団中27位に終わった。ヤンキースのジャッジやサンチェスなどの長距離砲を見ているだけに、この数字を改善したいと考えるのが普通だろう。

ただ、チーム打率(MLB12位)や得点数(同10位)は悪くない。平均アベレージ(.268)が低く、故障がちなイメージのスタントンよりは、FA市場でエリック・ホズマー一塁手を補強する方がコストパフォーマンスやニーズにあっているような気がする。ほかにFAではJ.D.マルティネス外野手もいる。

マーリンズ側からのどんな譲歩を引き出すか、カージナルス、レッドソックスとジータ―CEOとのかけ引きにも注目したい。



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Posted on 2017/11/12 Sun. 17:00 [edit]

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【球団人事】タイガースはベテラン監督、レッドソックスは42歳の新監督  



デトロイト・タイガースの新監督が、今季、アリゾナ・ダイヤモンドバックスでベンチコーチを務めたロン・ガーデンハイアー氏に決まった。かつてはタイガースと同じア・リーグ中部地区のミネソタ・ツインズで2002年から2014年まで指揮を執ったベテラン監督。

監督として通算1,068勝1,039敗。6回の地区優勝に導き、2010年には最優秀監督賞に輝いている。メジャーリーグ公式サイトによれば契約期間は3年。

ボストン・レッドソックスとの面談も受けていたと、MLB公式サイトは報じていた。

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そのレッドソックスは、新監督にアレックス・コーラ氏が決定している。

42歳のコーラ氏はプエルトリコ出身で内野手出身。1998年から2011年までMLBプレイヤーとして6球団で内野の各ポジションを務めた。2007年のWBCプエルトリコ代表で世界一のメンバーでもある。

現役引退後は、母国でウインターリーグやWBC代表チームGMなどを歴任。2013年2月よりESPN及びESPN Deportesで野球解説者を務め、2017年はヒューストン・アストロズでベンチコーチを務めた。



レッドソックスは地区2連覇を果たしたものの、2年連続でポストシーズンのファーストラウンドで敗退。その責任転嫁という訳ではないがファレル監督との契約を1年残して解雇した。

ファレル氏の采配、リーダーシップに関してはファンからも不満が多かったが、チーム編成を行ったデーブ・ドンブロウスキー社長が若い42歳の監督を就任させた、ドンブロウスキー体制を固めた事になる。

レッドソックスは2億ドル近い大型補強をしながらポストシーズンで結果を残せず、デビッド・オルティーズが引退後にクラブハウスのリーダーシップの不在などがメディアに指摘されている。


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Posted on 2017/10/23 Mon. 08:00 [edit]

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