メジャーリーグ物語 海を渡った野球人

MLB ベースボールと日本人大リーガー

   

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【MLB移籍報道】ムーキー・ベッツ放出の背景にあるものとは?  




 衝撃を受けたレッドソックスのムーキー・ベッツ外野手の移籍報道。20年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になるベッツをレッドソックスが放出するかもしれないのだ。




 レッドソックスはトレード交渉に応じる構えだというが、そうなれば間違いなくこのオフの注目選手になる。それは、複数の選手が絡む大型トレードに発展することが予想され、そう簡単には成立せずに、場合によっては20年夏のトレードデッドラインまでもつれ込むことも考えられる。


その背景にあるものは?



昨年のア・リーグMVPでありフランチャイズの顔のような存在のベッツをなぜ放出するのか?

 MLB Networkのジョン・ポール・モロシによるとベッツが契約延長交渉を以前に拒否したことを理由として挙げている。ベッツは17年シーズン終了後にレッドソックスが提示した8年2億ドルという長期の契約延長オファーを拒否している。

 それは18年から19年にかけてのトラウト、ハーパー、マチャドといった巨額の契約で決定的になったのかもしれない。ベッツの成績やプライドから考えても2億ドル程度なら首を縦に振らなかったのは正解だった。ベッツの代理人を含む周辺が騒がしくなるのはわかる気がする。

 ベッツは今季も打率.285、21本塁打、65打点、12盗塁、出塁率.390、長打率.504、OPS.895。rWARで5.0という高い数値を残している。そのため自身の評価を知るためにFA市場で価値を知りたくなるのは当然のことかもしれない。

 考えられる要因として、レッドソックスのファーム層が考えられる。野球専門の米シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス(BP)」やMLB公式サイトのランキング、さらに野球専門のデータサイト「ファングラフス(FG)」のランキングでも100位以内にマイケル・チャビス内野手がランクインしているだけだ。

レッドソックスはファーム層が薄い。これでは次の内部育成ができない。

とくに先発投手を中心に若手の投手が育っていない。また、ブルペンは防御率でMLB14位。クローザーが不在で上原や田澤が在籍していた頃のような安定感がない。このため、ベッツを放出する対価として複数のプロスペクトを要求することは十分に考えられる。

 次に考えられるのは、ペイロールが緊迫している事だろう。

 レッドソックスの年俸総額は約2億4050万ドルで「ぜいたく税」(Competitive Balance Tax)の上限額1億9700万ドルをはるかに上回る額だ。レッドソックスとナショナルズが今季は「ぜいたく税」を支払った。

 ドジャース、ヤンキース、ジャイアンツ、タイガースが回避することに成功したようにレッドソックスもリセットしたいだろう。この追徴税のようなシステムは連続で超えると税率が年々アップしていくからだ。ちなみにヤンキースは15年連続で超過してトータルで3億4100万ドル(約350億円)を払ってきたが昨年リセットに成功した。

 ベッツとは今季2000万ドルの契約だが、20年は年俸調停の最終年でロッキーズのノーラン・アレナド(2600万ドル)を超える2600万から3000万ドルぐらいの額が予想される。


20年に確定しているペイロールは、一部を紹介すると

  • デビット・プライス 3200万ドル
  • クリス・セール 3000万ドル
  • JDマルティネス 2375万ドル
  • ザンダー・ボガーツ 2000万ドル
  • ネイサン・イバルディ 1700万ドル
  • ダスティン・ペドロイア 1312万5,000ドル


 リック・ポーセロや数人がFAになり約3000万ドルが軽くなるが、その分、戦力バランスを考えると右腕のいない先発陣に不安も残る。

 レッドソックスには「ぜいたく税」の対象外とはいえ7年総額7250万ドルで契約したキューバ出身のルスネイ・カスティーヨ外野手の約1400万ドルやパブロ・サンドバル内野手の500万ドルなどの不良債権が2020年も残っている。

ダスティン・ペドロイア内野手の20年1312万5,000ドル、21年1212万5,000ドルも36歳で60日間の故障者リストに入っている現状から考えても不良債権化する可能性もある。

 こうした不毛のファーム層の開拓や「ぜいたく税」対策などが絡んで、ムーキー・ベッツのトレード案が持ち上がったと考えるのが大方の見方だ。

いずれにせよベッツの去就が、このオフの話題に一つになりそうだ。




◇記事参考
https://www.nbcsports.com/boston/red-sox/report-red-sox-may-listen-trade-offers-mookie-betts-offseason


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Posted on 2019/08/20 Tue. 07:00 [edit]

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レッドソックス、R.デバースが1試合6安打の快挙  





 日本にも数多くのファンがいるレッドソックス。そのレッドソックスのフランチャイズプレイヤーともいうべきムーキー・ベッツの移籍報道は衝撃のニュースだった。その件に関しては、先日紹介したのでお時間があれば参考にしていただきたい。


【MLB移籍情報】ムーキー・ベッツがこのオフの注目選手になる?



 ヤンキース同様、若手の野手たちの成長が著しいレッドソックスだが、MLBの在籍期間を示すMLBサービスタイム1.070(1年と70日間)という22歳のラファエル・デバース三塁手が1試合6安打、その内4本が二塁打というメジャー史上初の快挙を達成している。

これで今季は、日本時間8月14日終了時点で、490打数160安打。

  • 打率.327(AL3位)
  • 本塁打25
  • 打点94(AL1位)
  • 出塁率.375
  • 長打率.580(AL4位)
  • OPS.954(AL5位)
  • 得点99(AL2位)


 本塁打数はア・リーグ18位だが、二塁打だけを見ると43本は1位。MLB全体1位のチーム打率を誇るレッドソックス打線の中にあって「2番打者」を任されている逸材だ。



 デバースはドミニカ出身の右投げ左打ち。17年7月のメジャーデビュー。デビュー当時はポチャッとした体型だったが、昨年あたりからずいぶん絞られた体型になった。

 記憶に残るのは、8月にヤンキースのアロルディス・チャップマンの102.8マイル (時速165.4 キロ)という豪速球を左打者で逆方向に本塁打を叩き込んだことだ。あれには度肝を抜かれた。パワーヒッターというイメージだったが、正三塁手になった18年は、21 本塁打をきろくしたものの打率は.240、OPS.731とやや物足りない数字に終わった。

 ただ、ポストシーズンでは、ALDS第5戦で6回に勝ち越しスリーランホームランを放ち、ワールドシリーズ第4戦ではサヨナラヒットを放った。これは、1997年のワールドシリーズ第7戦でエドガー・レンテリアが記録して以来となるワールドシリーズでの9回裏サヨナラヒットの最年少記録になった。

 守備でもUZR/150で18年が-5.2から+2.3に向上してレベルアップしたが、三塁手部門では11位。1位のマット・チャップマン(アスレチックス)11.1、ノーラン・アレナド(ロッキーズ)10.6に比べると雲泥の差があり、今後の課題を残している。




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Posted on 2019/08/15 Thu. 08:45 [edit]

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【MLB移籍情報】ムーキー・ベッツがこのオフの注目選手になる?  




 すでに複数の報道が伝わっているレッドソックスのムーキー・ベッツ外野手の移籍報道だ。20年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になるベッツだから、今頃から噂が出ても不思議ではないだろう。



 間違いなくこのオフの注目になるだろうが、複数の選手が絡む大型トレードに発展することが予想され、来期の夏のトレードデッドラインまでもつれ込むことも考えられる。

昨年のア・リーグMVPでありフランチャイズの顔のような存在のベッツをなぜ放出するのか?


 MLB Networkのジョン・ポール・モロシによるとベッツが契約延長交渉を以前に拒否したことを理由として挙げている。ベッツは17年シーズン終了後にレッドソックスが提示した8年2億ドルという長期の契約延長オファーを拒否している。

それは18年から19年にかけてのトラウト、ハーパー、マチャドといった巨額の契約をみれば、ベッツの代理人を含む周辺が騒がしくなるのはわかる気がする。

ベッツは今季も打率.283、20本塁打、62打点、12盗塁、OPS.882。rWARで4.8という高い数値を残している。そのため自身の評価を知るためにFA市場で価値を知りたくなるのは当然のことかもしれない。

 レッドソックスはファーム層が薄い。BPと訳されることが多い野球専門の米シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」やMLB公式サイトのランキング、さらに野球専門のデータサイト「ファングラフス(FG)」のランキングでも100位以内にマイケル・チャビス内野手がランクインしているだけだ。

とくに先発投手を中心に若手の投手が育っていない。また、ブルペンは防御率でMLB14位。クローザーが不在で上原や田澤が在籍していた頃のような安定感がない。このため、ベッツを放出する対価として複数のプロスペクトを要求することは十分に考えられる。

 レッドソックスの年俸総額は約2億4050万ドルで基準額の1億9700万ドルをはるかに上回る額で「ぜいたく税」を払っている。ヤンキース、ドジャース、ジャイアンツが回避することに成功したようにレッドソックスもリセットしたいだろう。


ベッツとは今季2000万ドルの契約だが、20年は年俸調停の最終年でロッキーズのノーラン・アレナド(2600万ドル)を超える2600万から3000万ドルぐらいの額が予想される。


20年に確定しているペイロールは、一部を紹介すると

  • デビット・プライス 3200万ドル
  • クリス・セール 3000万ドル
  • JDマルティネス 2375万ドル
  • ザンダー・ボガーツ 2000万ドル
  • ネイサン・イバルディ 1700万ドル
  • ダスティン・ペドロイア 1312万5,000ドル


 リック・ポーセロや何人かがFAになり約3000万ドルが軽くなるが、その分、戦力バランスを考えると右腕のいない先発陣に不安も残る。


レッドソックスには「ぜいたく税」の対象外とはいえ2020年も7年総額7250万ドルで契約したキューバ出身のルスネイ・カスティーヨ外野手の約1400万ドルやパブロ・サンドバル内野手の500万ドルなどの不良債権が残っている。ダスティン・ペドロイア内野手の20年1312万5,000ドル、21年1212万5,000ドルも36歳で60日間の故障者リストに入っていることから考えても不良債権化する可能性もある。


こうした不毛のファーム層の開拓や「ぜいたく税」対策などが絡んで、ムーキー・ベッツのトレード案が持ち上がったと考えるのが大方の見方だ。


いずれにせよベッツの去就が、このオフの話題に一つになりそうだ。



◇記事参考
https://www.nbcsports.com/boston/red-sox/report-red-sox-may-listen-trade-offers-mookie-betts-offseason


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Posted on 2019/08/13 Tue. 17:00 [edit]

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【MLB移籍情報】今季終了後にFAになる先発投手リスト  



 今季終了後にフリーエージェント(FA)になる先発投手たちを紹介する。これは、この夏のトレードに直結してくるからだ。
 
 新GMが就任してロビンソン・カノーをニューヨークに呼び戻すなど、大型補強でシーズンに臨んだニューヨーク・メッツだったが、40勝50敗の借金10で前半戦を終えた。

 後半戦の数試合の結果では「売り手」に回る可能性が出てきたメッツに関してMLBネットワークのジョエル・シャーマンが、メッツとボストン・レッドソックスが先発右腕ザック・ウィーラーのトレード交渉に入っていることを伝えている。



 メッツは今季昇格したピーター・アロンソが「新人王」クラスの活躍を続けているが、彼に続くプロスペクトはアンドレス・ヒメネス遊撃手(プロスペクトランキングBP38位、MLB58位)ぐらいで、ファーム層が薄い。

 そこで今季終了後にフリーエージェントとなるウィーラーを放出して具体的な名前は出ていないがレッドソックスの下部組織をよく知るメッツのフロントがトレードでファーム層を充実させたい計画らしい。

 メッツはウィーラー以外にもトッド・フレイジャー内野手やアデイニー・エチェバリア内野手が今季終了後にFAになる。

 さらに、ブルワーズがウィーラーと共にメッツのエリートスターターであるノア・シンダーガードの獲得に興味を示しているという噂も流れているが、21年終了後にFAになるシンダーガードはコアな選手だけにトレードの実現性は低いだろう。


 MLB(2019-20)の主なFA選手リスト《先発投手》
★ トレードの噂のある選手
× 60日間故障者リスト

Brett Anderson (32)
Homer Bailey (34)
Clay Buchholz (35)×
Madison Bumgarner (30)★
Trevor Cahill (32)
Jhoulys Chacin (32)
Gerrit Cole (29)
Marco Estrada (36)×
Kyle Gibson (32)★
Gio Gonzalez (34)
Cole Hamels (36)★
Matt Harvey (31)
Jeremy Hellickson (33)
Wade Miley (33)
Shelby Miller (29)★
Matt Moore (31)
Ivan Nova (33)
Jake Odorizzi (30)
Michael Pineda (30)
Drew Pomeranz (31)
Rick Porcello (31)★
Clayton Richard (36)
Tanner Roark (33)
Tyson Ross (33)×
Hyun-Jin Ryu (33)
Ervin Santana (37)
Drew Smyly (29) 7/3ブルワーズとマイナー契約
Edinson Volquez (36)×
Michael Wacha (28)
Adam Wainwright (38)
Zack Wheeler (30)★
Alex Wood (29) ×
Rich Hill (40)
Felix Hernandez (34)

Chris Archer (31) — $9MM club option with a $1.75MM buyout
Jake Arrieta (34) — can opt out of remaining one year and $20MM unless Phillies exercise a two-year, $40MM option
Andrew Cashner (33) — $10MM vesting/player option
Yu Darvish (33) — can opt out of remaining four years and $81MM
Derek Holland (33) — $6.5MM club option with $500K buyout
Corey Kluber (34) — $13.5MM club option with a $1MM buyout
Wade LeBlanc (35) — $5MM club option with a $450K buyout
Martin Perez (29) — $7MM club option with a $500K buyout
Jose Quintana (31) — $11.5MM club option with a $1MM buyout
Stephen Strasburg (31) — can opt out of remaining four years and $100MM
Julio Teheran (29) — $12MM club option with a $1MM buyout
Jason Vargas (37) — $8MM club option with a $2MM buyout



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Posted on 2019/07/11 Thu. 07:00 [edit]

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ヤンキースのエンカーナシオンはレッドソックス相手にこれだけ打っている  



 「ESPN」のジェフ・パッサンや「ニューヨークポスト」のジョエル・シャーマンが伝えたように以前から噂のあったマリナーズのエドウィン・エンカーナシオン(一塁手/指名打者)がヤンキースにトレードされた。


 36歳のエンカーナシオンは、マリナーズで今季65試合に出場。打率は.241と低いがア・リーグ最多の21本塁打(OPS.888)をマークしている。


09年から16年までブルージェイズで主軸を打ちキャリア15年間で401本塁打、1205打点。オールスターにも3回選出されている。


 特筆すべきは、エンカーナシオンが14年以降、同地区ライバルのレッドソックス戦で最多の22本塁打を放っていることだろう。「NJ.com」によれば、彼が現在のアメリカンリーグ東部地区の主力投手たちと相性が良いことがわかるが、特にレッドソックス相手に破壊力を見せつけている。




【エンカーナシオンvs.BOS主力投手】

NAME/ 打率/本塁打/打点/三振/四球

クリス・セール .333/3 HR/5 RBI/ 5 K/ 4 BB
デビット・プライス .250 BA/4 HR/9 RBI/10 K/5 BB
リック・ポーセロ .283 BA/3 HR/10 RBI/ 8 K/ 0 BB


宿敵ともいえるレッドソックスの3本柱からは10本塁打、24打点だ。


さらに、西部地区で首位独走中のアストロズ相手でも今季12本塁打、27打点、OPS.926をマークしているところも見逃せない。


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ヤンキースは、アーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンの右の大砲が離脱中。彼らが戻ってきても結果を出すまでには時間がかかることも予想される。


しかもジャッジもスタントンも外野手。この数年間、ヤンキースが正一塁手に人材を欠いていたことを考えると、インパクトのあるトレードだったことがわかる。


◇関連記事
【MLB移籍情報】E.エンカーナシオンがトレードでヤンキースへ



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Posted on 2019/06/16 Sun. 17:00 [edit]

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上原浩治「7.6アナハイムの失敗」あの世界一になった13年、上原の直訴から快進撃が始まった  




 これは、先日引退を表明した上原浩治のワールドシリーズを制した2013年9月17日の記事をリライトして再ポストした。

 27試合連続無失点、37人連続アウトなど上原の大活躍は、これまでも紹介してきたが、その“きっかけ”になったのが、2013年7月6日のエンゼルス戦だった。

そのときの様子を上原自身が後日、ブログに書いている。


ダイヤモンドバックス、第三戦


四点差まで自分の仕事っていまは思ってるから、今回も投げてきましたよ(^^)

アナハイムでの失敗があった時に、監督、コーチにちょっと怒り気味で訴えたからね^^;

自分はセーブが付くことに興味が無い! どうしたらチームに勝ちが付くか。

だから、四点差になるとコーチから確認がきて、投げれる
状態なら行けるって...。

まっ、まだ無理ですって言ったことは無いけどね(o^^o)

三連投したときぐらいかな...。

あれは、監督から休みって言われていたけどね。

<略>



 ここで上原の言う《アナハイムの失敗》とは、

 7月6日のエンゼルス戦。3点差以内でクローザー役の上原を起用してきたチームが、7-3と4点差リードの場面で他の中継ぎを登板させてピンチをつくり、あわてて上原を投入したが、4点差を同点にされて、結局、延長戦の末、ゲームを落とした。

この試合後、上原はジョン・ファレル監督に直訴し「4点差だろうと5点差だろうとかまわない。頭から投げさせて欲しい。僕自身はセーブを挙げることに興味はない。興味があるのは勝つことだけなんですって伝えたんです」

これ以降、上原の起用法の幅が広がり、上原の快投乱麻のピッチングとチームの快進撃が始まった。ターニングポイントになった試合かもしれない。

7/23 @レイズ6-2(4点差で登板)
7/29 @レイズ1-2(負けてる場面で登板)
8/04 @ダイヤモンドバックス4-0
8/17 @ヤンキース6-1


3点差以外でも、4点差以上で投げた試合はこれだけあった。


 左翼の狭い本拠地フェンウェイパークは、明らかに打者有利の球場で、「3点差はセーフティーリードとは言えず、その基準を広げる必要がある」とする見方もある。数チームを渡り歩いた上原には、それがよくわかるのだろう。

上原には、レンジャーズ時代、シーズン終盤でアスレチックスに3連敗し162試合目に地区優勝を逃した苦い経験もある。

球数制限分業制が徹底しているメジャーで、個人の記録よりも「For the  team」に徹する姿勢を高く買いたい。おそらく首脳陣もそれを感じたに違いない。

「野球の神様」はそんな選手にご褒美を与えているのだろう。



上原浩治関連記事
ファイヤー上原!37人連続アウト、あと4人でメジャー記録
炎のストッパー上原!34人連続ノーヒット
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Posted on 2019/05/23 Thu. 17:00 [edit]

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上原浩治が引退 「世界を制した雑草魂」あのハイファイブを忘れない  




 上原浩治が引退を決意したという。あのボストン・レッドソックスでの2013年は興奮の連続だった。ここでは、上原のこれまでのメジャーリーガーとしての功績を称えて2014年8月9日の記事をリライトして再ポストします。








メジャーリーガー・上原浩治

「世界を制した雑草魂」



上原が直面した壁とはどんなものだったのか!


上原ハイファイブ 

2011年屈辱のポストシーズン。
中継ぎとして、まさかの3試合連続で浴びたホームラン。

忘れもしない3冠王カブレラとの対戦。 野球人生で初めて「逃げた瞬間」。試合後、彼はロッカーで人目をはばからず泣いたという。

それでも這い上がってきた上原。


けっしてエリートではない上原の野球人生。そこに彼が、野球ファンに愛され、人々を惹きつける魅力がある。




怯(おび)えたら、打たれる


上原が
登場するのは、試合の終盤。接戦で勝っている試合が多く、勝利の幕引きをする重要なポジション。

彼が打たれれば、それは負け試合を意味する。


相手は、パワーとスピードに勝るメジャーリーガーたち。

そんな壮絶なプレッシャーがかかるマウンドの上で、彼が大事にしている流儀が、「怯えたら、打たれる」ということだ。

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「恐怖心でどうしようって考えた時点で負けなんで。自分より、すごい給料もらってるバッターが立ちました。何でこんなやつに打たれなあかんねんと思いながら投げてるし。負けると思ってやってるやつはいないと思うよ。それが勝負の世界でしょ。」(上原浩治)

不安な気持ちでマウンドに上がれば、それがわずかなコントロールミスにつながり、痛打を浴びたり、よけいなフォアボールを出してしまう。

さらにピンチを招くと、精神的に負のスパイラルに入ってしまう。だからこそ上原は、絶対に怯えない。自分のボールを信じて真っ向勝負を挑むと決めている。


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徹底した“準備”が、 自分への自信につながる


日々、大きなプレッシャーにさらされるクローザーの仕事。

その重圧と闘う上で、上原が大切にしていることがある。それは試合中のことではなく、試合の前後に行う徹底した“準備”だ。


試合の日の朝、彼は必ず一番乗りで球場入りする。そして試合のあとも、必ず一番最後に球場をあとにする。

ナイトゲームの日は、試合の7時間も前に球場に入る。選手の中ではいつも一番乗りという。

球場で過ごす時間を増やすことで、誰よりも時間をかけてマッサージを受け、疲れを最小限に抑える。

さらにその上で、トレーニングなどの調整も誰よりも細やかに行う。


常に準備を徹底することで、自分の中で不安要素となりうるものを1つ1つ消していく。

そして毎日、それを怠らずに続けることで、「自分は誰よりも準備してきた」という自負が持てるようになっていくという。

「1日でも今日はいいやと思って準備を怠れば間違いなく打たれる。自分を信じられるようになるために、努力するわけ。練習するわけ。」(上原浩治)

強気なピッチングだが、その強い気持ちを作り出しているのは、誰よりもコツコツと積み上げてきた地道な“準備”だ。


日々の楽しみは、試合後に飲む缶ビール1日2本まで 深酒はしないと決めているという。
 

彼の生きざまを見ると「成功への条件が見えてくる」。スポーツに生きる人でなくても、教訓になることが多い内容の番組だった。



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Posted on 2019/05/20 Mon. 11:57 [edit]

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レッドソックスの左腕クリス・セールが17奪三振の快投  




レッドソックスのエース左腕クリス・セールが7イニングで17三振をを奪う快投を演じた。

メジャーリーグで1試合17奪三振以上は過去に10人の投手が計15回記録している。セールで11人目、計16回目になる。

「Baseball Reference」によると最多は20奪三振で、ロジャー・クレメンス(1986年/1996年)、ケリー・ウッド(1998年)、ランディー・ジョンソン(2001年)、マックス・シャーザー(2016年)で過去に4人が記録している。

ランディー・ジョンソンやマックス・シャーザーは17奪三振以上を複数回しているのは圧巻としか言いようがないが、それぞれ9イニングでの記録が多く、セールがこの日記録した7イニングでの17奪三振は史上初で最少イニングになる。(下の表参照)




セールは、ロッキーズ相手にヒッターズパークといわれているボストンのフェンウェイパークで記録したというのも特筆ものだろう。この球場では、少しいい当たりならレフトフライが全てグリーンモンスターに直撃して単打もしくは二塁打になるからだ。

インターリーグで、あまり対戦のないチームが相手だったという事もあるかもしれないが、セールが仕留めた21アウトのうち17が三振によるもので108球、被安打3(被本塁打1)、与四球0、失点2だった。



左腕による17奪三振以上は2007年のヨハン・サンタナ(当時ツインズ)以来、12年ぶり。レッドソックスの投手としてはペドロ・マルティネスが2000年に記録して以来、19年ぶりの快挙になる。

セールは3対2とリードした場面で勝利投手の権利を持って降板したが、試合は8回と9回に動いて延長にもつれ込んだ結果、4対5でレッドソックスが負けてしまった。

ロッキーズは1試合で24三振を喫したが、試合には勝つというという、これも珍しい記録ではないだろうか。

今季のセールは5連敗スタートで調子が出ていなかったが、5月に入ってからは21イニングで自責点3、防御率1.29という本来のパフォーマンスを発揮しだした。今季は9試合で1勝5敗、防御率4.24、WHIP1.02、奪三振73、奪三振率12.88、与四球率1.94。



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Posted on 2019/05/15 Wed. 12:30 [edit]

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「Patriots Day Game」ボストンマラソンとレッドソックス  



世界中の市民ランナーが「一生に一度は走ってみたい大会」として憧れるボストンマラソン

今年、前回王者として挑んだ川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は2時間15分29秒(速報値)で17位。 日本人最高位は井上大仁(MHPS)で、2時間11分53秒(速報値)の12位だった。

1897年に第1回が開催さたボストンマラソンは、世界でもっとも長い歴史と伝統を誇るマラソン大会。

ボストン郊外のホプキントンをスタート、ボストン市街へ向けて走る片道コース。35キロ付近に有名な「ハート・ブレイク・ヒル(心臓破りの坂)」があるが、全体としては下りが中心。後半の細かな上り坂を走りきれば、ゴールまでは一気に下る好タイムが出るコースらしい。

世界規模のマラソン大会としては初めて、女子ランナーの参加や車いすでの参加を認めたことでも知られている。

また、ランナーのエントリーに際し、性別および年齢に応じた標準タイムの条件が定められていることも、ボストンマラソン特有のコースや長い歴史に並ぶ、大きな特徴となっている。

日本人では、瀬古利彦が2回優勝(1981年・1987年)。その他にも日本マラソン界に輝く公原健二らレジェンドたちが優勝している。




BOSTON STRONG




「ボストン ストロング」4月15日を忘れない!


2013年には、ゴールライン付近に爆弾が置かれ悲惨なテロ事件で3人が死亡した。

毎年4月の第3月曜日は、マサチューセッツ州では「ペイトリオッツ・デー(愛国者の日)」として、州の祝日と定められています。

歴史的には、1775年4月19日に米独立戦争が始まったことを記念する祝日であり、ボストンマラソンは、毎年ペイトリオッツ・デーを記念した、ボストン市民にとっては「春の訪れ」を寿ぐ行事のひとつになっています。

「ペイトリオッツ・デー」のレッドソックス戦は、毎年、午前11時に試合が始められることが伝統となっています。

1年に2,430試合あるメジャーリーグの試合(ポストシーズンは除く)の中でも、午前中に試合が始められるのは、
ボストンの「Patriots Day Game」だけ。



なぜ、この試合だけが朝に始められるのかというと、それは、ボストンマラソンで、フェンウェイパークの近くを通過するランナーたちを試合後に見てもらうためです。

そんな日にあのテロ事件は起きました。

あの年、レッドソックスは「ボストン ストロング」を合言葉に戦った。夏以降の快進撃で、2012年の最下位からワールドシリーズを制した。田澤純一がセットアッパー、上原浩治がクローザーとして世界一に貢献した。







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Posted on 2019/04/16 Tue. 05:00 [edit]

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【MLB契約情報】レッドソックスがザンダー・ボガーツ遊撃手と6年1億2000万ドルで契約延長  




18年から19年のストーブリーグで沈黙を守った18年のワールドシリーズの覇者ボストン・レッドソックス。


個人的にも上原浩治や田澤純一が所属したことから好きな球団の一つだが、先日のクリス・セール投手に続いてチームのコアプレイヤーのひとりであるザンダー・ボガーツ遊撃手と契約延長交渉がディールしたようだ。





ここでも紹介したがエース格のクリス・セールとは相思相愛で5年1億4500万ドルの契約延長を結んだ。


26歳でメジャー7年目のボガーツは、今季終了後にフリーエージェントとなる予定だが、MLB公式サイトのマーク・フェインサンドの報告では20年から6年1億2000万ドルでの契約延長が成立したという。


今季の1200万ドルを足して25年まで7年1億3200万ドルと各メディアが紹介しているが、26年も535打席以上で2000万ドルの契約が確定するべスティングオプションになっている。





15年、16年に2年連続でシルバースラッガー賞を受賞。16年にはオールスター・ゲームにも選出。昨季は4月に故障者リスト入りし、136試合の出場にとどまったものの、打率.288、23本塁打、103打点、OPS.883をマークした。


通算では彼がデビューした13年以降の遊撃手でWAR17.7はMLB全体の4位。MLBを代表する打てる遊撃手だ。



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Posted on 2019/04/02 Tue. 07:00 [edit]

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