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0429

田中将大だけじゃない大家友和もメジャーで「マダックス」完封していたァァァ!  

 


すでに紹介したがヤンキースの田中将大投手がメジャー2度目の完封ショーを、わずか97球で演じた。今季パッとしなかっただけに明るいニュースになった。

日刊スポーツが面白い記事を掲載していた。100球未満の完封は殿堂入り名投手にちなんで「マダックス」と呼ばれているが、田中は今季初のマダックス達成者となった。

しかし、それよりも驚きはブルワーズ時代の大家友和も完封劇、しかも「マダックス」を演じていた。


◆MLBの日本人投手100球未満完封勝利


(1)黒田博樹(ドジャース)91球
(08年7月7日、3-0ブレーブス=9回1安打6三振四死球0)

(2)田中将大(ヤンキース)97球
(14年4月27日、3-0レッドソックス=9回3安打3三振四死球0)

(3)大家友和(ブルワーズ)98球
(05年6月14日、4-0デビルレイズ=9回9安打6三振四死球1)


大家は、ボストン・レッドソックスで99年よりメジャーキャリアをスタートさせ、この年(2005年)、所属したモントリオール・エクスポズが、本拠地移転によりワシントン・ナショナルズと名称を変更。開幕から先発で起用されたが、前年までの通算で2.31だった与四球率が5月上旬までで5.70と制球が乱れ先発を外される。

6月4日のフロリダ・マーリンズ(現マイアミ)戦では降板を要求する監督のフランク・ロビンソンに背を向けたため罰金1,000ドルを科せられる。

その影響もあって6月10日にリリースされてミルウォーキー・ブルワーズにトレード移籍。 6月14日のタンパベイ・デビルレイズ戦で移籍後初先発し、自身初の完封勝利を挙げる。

大家友和


前半戦を5勝4敗、防御率3.62、WHIP1.32で折り返し、9月5日のシンシナティ・レッズ戦で10勝に到達。与四球率も移籍後は1.99と復調した。この年が大家にとっ10勝以上した最後の年になった。

その後、07年トロント・ブルージェイズで2勝5敗。09年クリーブランド・インディアンスで1勝5敗。この頃にはリリーバーとして起用されることが多くなった。10年にNPBの横浜ベイスターズと契約。独立リーグでもプレイした。

41歳ナックルボーラーとして再起をかけた大家は16年10月2日にメジャーリーグの公開トライアウトを受け、12月15日にマイナー契約を結び、AAA級ノーフォーク・タイズに配属された。マイナーキャンプにも参加したが17年3月28日に自由契約となった。

何か味わい深い侍メジャーリーガーだ。そうか、大家友和というメジャー51勝(NPB8勝)を挙げた投手がいたことを忘れていた。


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Posted on 2017/04/29 Sat. 12:00 [edit]

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0428

フェンウェイが沈黙、田中将大が支配!MLB伝統の一戦、エース対決制す  



田中将大が3安打完封で3勝目

ヤンキースの田中将大は27日(日本時間28日)、敵地フェンウェイパークで行われた伝統の一戦で、レッドソックス相手に3安打完封劇を演じた。田中将大が完全に試合を支配した投球内容だった。

ライバル対決は、レッドソックスがホワイトソックスから移籍の左腕クリス・セール、ヤンキースが田中将大の両軍のエース対決ということで全米注目の試合だった。

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試合は、4回にヤンキース打線がヒックスの右前打とホリデーの左犠飛で1点を先制。9回に2点を加えて3-0でヤンキースが連勝している。

田中はスライダー、スプリットともに低めに集める丁寧な投球で打たせて取り、ゴロアウト15、フライアウト3。97球(ストライク72球)を投げて無四球、3奪三振。5回からは、14打者連続凡退に切って取り、熱狂的なボストンのレッドソックスファンを黙らせた。

田中の完封勝利は、2014年5月14日のメッツ戦以来となる3年ぶりメジャー2度目。これで3勝1敗、防御率は4.20。

ヤンキースは、次のカードで地区首位のオリオールズを迎え撃つ。その後、ブルージェイズ3連戦を経て5月5日(同6日)からはシカゴでカブス戦。リグレーフィールドでの田中将大の姿を見ることができるかもしれない。


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Posted on 2017/04/28 Fri. 12:00 [edit]

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0428

岩隈vs.バーランダーは共に自責点ゼロの投手戦  




共にノーヒット・ノーランを経験しているア・リーグを代表する好投手対決は、予想どおりの投手戦が展開された。

岩隈はいつものように4月の成績は悪い。特に今年は毎試合で被本塁打を記録するという悪い流れだったが、この試合は被弾することなく5回2/3を3安打、2四死球、3奪三振で1失点(自責0)と力投した。

ただ、本来のスタイルからすれば2四死球は多すぎる。9イニングスあたりの与四球率(BB/9)が、ここまで3.81。岩隈のMLBキャリア平均は1.88だから、平均値をはるかに上回っている。

四球が多くて、被本塁打が多いから当然4点台の防御率に落ちてしまうという分かりやすい状態だ。でも、こんなもんだろう。徐々にアジャストしていくのが岩隈本来のスタイル。

例年、4月は悪い。4月のメジャー通算成績は、20試合に登板し(18試合で先発)、2勝7敗、防御率4.24。4年連続で4月は0勝だ。昨年も初勝利が5月3日だった。

それもすべてベンチは織り込み済みだろう。この日も84球。4月は5試合で、いずれも球数90球以下で交代。ベンチも勝負どころの8月、9月に疲れさせないよう配慮しているのが分かる。

この試合は、バーランダーも7回を5安打、8奪三振、1失点(自責0)と力投した。昨年、サイ・ヤング賞投票で惜しくも2位だった実力を徐々に発揮してきた。

こんな感じで試合の中で、肩を作っていくのがメジャーのエリートスターター達のスタイル。だから、最初の月で多少数字が悪くても、1勝も出来なくても大騒ぎしないのがメジャー流と言える。

マリナーズは9回に勝ち越して2連勝。ヘルナンデスが肩の炎症で復帰まで3週間ほどかかるので、左のパクストン、右の岩隈が投げる試合は確実に勝利したいところだ。



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Posted on 2017/04/28 Fri. 10:00 [edit]

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0425

守護神G.ホランドがロッキーズで復活!ナッツを逆転で4連勝、首位独走中  



ジャイアンツを3連戦スイープしたロッキーズがナショナルズにも逆転勝ちして4連勝を飾っている。

ナ・リーグ西部地区首位のロッキーズが、ホームのクアーズ・フィールドに東部地区首位のナショナルズを迎えた3連戦のGAME1を8対4で勝利した。

ロッキーズはここまで14勝6敗(勝率.700)と絶好調。各チームが20試合前後を消化した時点で、ア・リーグ東部地区のオリオールズに次ぐ2位の勝率だ。

好調の要因はリリーフ陣の踏ん張り。若手中心の先発投手たちがMLB30チーム中、防御率18位に対して、リリーフ陣は5位とチームの好調を支えている。

ロッキーズと言えば、ホームがコロラド州デンバーのマイルハイ(標高1600メートル)にある事から打球が良く飛び打者有利の球場。逆に言えば投手泣かせの球場だが、打撃陣は打率でMLB14位、出塁率20位、OPS12位、盗塁数29位と高くないが本塁打は9位。

この日も7回に1番ブラックモン(CF)の逆転6号2ランが飛び出して、8回にも4番ゴンザレス(RF)から8番ウォルタース(C)まで5連続ヒットで3点を追加。リードは好調のリリーフ陣が無得点に抑えて鮮やかな首位攻防戦のGAME1を逆転で飾った。


ロッキーズ


昨季は、打率、得点、長打率、OPSでナ・リーグ1位。出塁率で同2位と打高投低だった。(しかし、このスタッツもビジターでは平均以下)

しかし、投手陣はどのスタッツもナ・リーグの最低クラスで、とくにリリーフ防御率は15チーム中15位。そのため16年オフには左腕リリーバーのマイク・ダンに3年1900万ドル、トミー・ジョン手術から復帰してきたグレッグ・ホランドを1年700万ドルで獲得し、リーグ最下位に沈んでいたリリーフ陣に投資してテコ入れを図った。

元ロイヤルズの守護神グレッグ・ホランドは、見事に復活し、ここまで両リーグトップ9セーブをマーク。セーブ機会の失敗なし、成功率100%という期待に応えている。

マイク・ダンも10試合に登板して防御率1.17と起用に応え、他にはクローザー候補だったアダム・オッタビーノも10試合で同1.17と結果を出している。

このブルペンの踏ん張りが、勝ちゲームで、1点差勝利が7勝、2点差勝利が3勝、2点差以内の試合で10勝2敗の結果につながっている。


【先発ローテーション】
ジョン・グレイ (右)10日間DL
タイラー・アンダーソン (左)
タイラー・チャットウッド(右)
アントニオ・センザテラ(右)
カイル・フリーランド(左)


【リリーフ陣】
CLO:グレッグ・ホランド (右)
SU:アダム・オッタビーノ (右)
SU:マイク・ダン (左)
RP:カルロス・エステベス(右)
RP:ジェイク・マギー (左)
RP:スコット・オバーグ (右)
RP:クリス・ラシーン (左)
LR:ジョーダン・ライルズ (右)




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Posted on 2017/04/25 Tue. 20:00 [edit]

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0423

インディアンスのC.クルーバーが今季初完封勝利  




ホセ・キンタナとコーリー・クルーバーのエース対決になった現地21日のホワイトソックス対インディアンス戦は、インディアンスのコーリー・クルーバーが今季初完封を飾っている。

クルーバー


投手戦になった試合は、3回にキンタナのワイルドピッチでインディアンスが先制。4回にもインディアンスのブランドン・ガイヤーの1号2ランが出て3-0とリード。この3点をクルーバーが守りきってインディアンスが勝利した。

クルーバーは110球(ストライク73球)、被安打3、9三振を奪って四球2、失点0だった。



昨年のワールドシリーズでは、2011年のクリス・カーペンター以来となるシリーズ3度の先発でチームをけん引したクルーバー。この日の夜は、高速スライダーとクルーバー自身がブレイキングボールと呼んでいるカーブが効果的に決まった。

完封勝利はサイ・ヤング賞を獲った14年に1度、昨年2度記録、今回で4度目になった。(完投は過去10度記録)

今季は4試合に先発して2勝1敗、防御率4.28、WHIP1.13。27回1/3で27奪三振。

14年から16年まで3年連続で32試合以上に先発しているので疲れが出ないかが心配だが、エースの奮闘でチームは4連勝し、アメリカンリーグ中部地区で首位に立った。



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Posted on 2017/04/23 Sun. 09:00 [edit]

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0422

華麗なる奪三振ショー、C.セール、S.ストラスバーグ、N.シンダガード  



20日(日本時間21日)のMLBは好投手たちが共演。華麗なる奪三振ショーに注目したい。

今季、白から赤いソックスに移籍した左腕クリス・セールが、ブルージェイズ相手に13奪三振ショーを披露している。

この試合、セールは8回を投げきって4安打、1四球、無失点。相手先発のエストラーダも6回3安打、無失点で好投。2試合連続のクオリティスタートで投手戦が展開された。

9回にレッドソックスが1対0と勝ち越してセールは勝利投手の権利を得たが、守護神クレイグ・キンブレル投手がその裏に追いつかれて今季2勝目はならなかった。試合は延長でレッドソックスが4対1で勝利した。



セールはこれで両リーグトップの42奪三振、それ以上に凄いのは、4試合連続で7回以上を2自責点以内に抑えるハイクオリティスタートを演じている。

やや肘を下げた変則左腕で、あの高さの軌道から威力あるボールが来たら捉えにくいのは、見ていてもわかる。キャリア7年で、10勝以上を5年連続マークしているメジャー屈指の左腕になって来た。


ストラスバーグは2勝目

セールと同じ28歳。ナショナルズの剛腕スティーブン・ストラスバーグは、ブレーブス相手に7回2失点、10奪三振で2勝目を飾った。この試合も相手投手の大ベテランR.A.ディッキーが7回を3安打、3失点と好投し、投手戦になった。

ナッツは、首位をキープしているが、開幕前に指名した新クローザーのブレイク・トレイネンが開幕から6回1/3で防御率7.11。4度のセーブ機会で3回失敗するなど経験不足が露呈。ショーン・ケリーなどがクローザーとして起用されている。

ストラスバーグ9連勝2


それでもナッツは首位をキープしているが、安心できないのは、ストラスバーグなどの先発陣が踏ん張っている間は良いが、彼らが疲れてくる後半戦が心配。

オフにケンリー・ジャンセンとマーク・メランソン、トレードではデビッド・ロバートソンら、大物クローザーの補強に失敗したツケが早くも出てきた。

ナッツを追いかけるメッツの「マイティ・ソー」ことノア・シンダガード投手も10奪三振。ただ、5失点(自責点3)で敗戦投手になった。それでも今季は、ここまで4試合で防御率1.73は凄い。

この日は、オリオールズの左腕ウェイド・マイリーも8回2安打、1失点で11奪三振と快投を演じている。昨年はマリナーズとオリオールズの2チームで期待を裏切ったが、今季は、ここまで防御率1.89と好調。




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Posted on 2017/04/22 Sat. 07:30 [edit]

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0418

オリオールズに悲報!54試合連続セーブ成功の守護神が故障者リストに  



8勝3敗で地区首位を走るオリオールズ。その好発進を支える守護神にアクシデントが発生した。

オリオールズは現地16日、クローザーのザック・ブリットン投手を左前腕の負傷のため10日間の故障者リスト(DL)に登録した。

ブリットンは、14日のトロント・ブルージェイズ戦でカーブを投げた際に痛みを感じたとのこと。この試合は1イニングを投げ切って今季5セーブ目を挙げた。


ザック・ブリットン

2014年の途中からクローザーに転向したブリットンは、

  • 2014年37セーブ、防御率1.64
  • 2015年36セーブ、防御率1.92
  • 2016年47セーブ、防御率0.54


昨年は、5月5日から8月22日にかけて43試合連続自責点ゼロのMLB記録を更新。69試合に登板し、防御率0.54 (7失点・4自責点)、シーズン65イニング以上投げた投手としてはMLB最高という圧倒的なパフォーマンスを示した。

この結果、リーグ1位の47セーブ、史上4人目となるセーブ失敗なしでの40セーブ以上を記録。サイヤング賞投票でも4位。2年連続でオールスターに選出された。

ハードシンカーが武器で、グラウンドボールの割合は約8割。奪三振率も昨年9.9(15年10.8)と高い数値を示している。

さらに、連続セーブは49連続成功を継続してシーズンを終え、今季5セーブで54試合連続(MLB歴代2位タイ)としている。

ただ、今季は5登板のうち三者凡退に抑えた試合が1試合しかなく、被打率.304・WHIP1.67と不安定なピッチングが続いていた。

★歴代の連続セーブ成功記録
  • 1位 エリック・ガニエ(84試合)
  • 2位 トム・ゴードン(54試合) 
  • 2位 ザック・ブリットン(54試合、継続中)
  • 4位 ジェウリス・ファミリア(52試合)
  • 5位 ホセ・バルベルデ(51試合)
  • 6位 ジョン・アックスフォード(49試合)



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Posted on 2017/04/18 Tue. 06:00 [edit]

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0417

【Walk-off】ナッツ、マーリンズなど4試合でサヨナラゲーム  



現地16日のMLBは降雨で中止になった1試合を除き14試合が行われ、そのうち4試合が「Walk-off」(サヨナラゲーム)だった。しかも、全試合が9回裏のドラマだった。

MLB.comの「スコアボード」を見ると4試合は下記のとおり

メッツ 2-4 マーリンズ
フィリーズ 4-6 ナショナルズ
エンゼルス 0-1 ロイヤルズ
レンジャーズ 7-8 マリナーズ



4試合中3試合が、同地区対決で早くもライバル同士の白熱した主導権争いとも言えそうだが、よく見るとブルペンに問題のあるチームが多い。



マーリンズは、終盤に7回ベアクロー投手、8回ジーグラー投手と繋いで本来ならラモスがいくところだが、最近7試合で5試合目の登板になることからフェルプス(昨年25ホールド、防御率2.28)を起用。

これが裏目に出て9回に追いつかれた。結局は勝ったが、クローザーのラモスは休ませたとしても、ここは田澤純一に繋いで欲しかった。




ナッツは、復活が期待されるハーパーが豪快なサヨナラホームランで決着をつけ首位タイに浮上した。フィリーズは地区最下位になった。(始まったばかりで順位はどうでもいいですね...)

ロイヤルズ対エンゼルスは、ロイヤルズ先発ケネディが8回、被安打2、失点0の好投。これが9回裏のエスコバーのこの日3安打目となるサヨナラ安打を呼び込んだ。

レンジャーズは、これまで9勝されている苦手のマリナーズ岩隈久志を3回で引きずり降ろしたが、一時は5点差あったリードをプルペン陣が守りきれず、痛い3連敗。クローザーのダイソンが、これまで5試合で防御率24.75と大不調。それを象徴するかのように9回裏に押し出しで同点のあと、サヨナラを許してしまった。


マリナーズは、8回に、ライトのハニガー外野手が右中間に飛んだホームラン性の当りを好捕するファインプレイもあった。




しかし、9回にクローザーのディアスがホームランを許し一時は1点リードされ、ここでもブルペンの弱さが露呈した。

クルーズのサヨナラ内野安打で、なんとか3連戦をスイープしたマリナーズは、明日からホームにイチローのマーリンズを迎え撃つ。3連勝同士の対戦。イチローとしても3年ぶりのセーフィコフィールドでのゲームになる。


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Posted on 2017/04/17 Mon. 12:55 [edit]

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0416

「ジャッキー・ロビンソン・デイ」人種差別の根絶を啓蒙する日  

 


4月15日と背番号「42」

歴史の浅いアメリカでは、だからこそ記念日を大切にする傾向がある。

アメリカのスポーツシーンを語る上で、この日を忘れることは出来ないが、単なるスポーツの功績を讃えるような、そんな浅はかな記念日ではない。

背番号『42』 ジャッキー・ロビンソン(1919年~1972年)。

アフリカ系アメリカ人として初めてメジャーリーグのグラウンドの土を踏み、カラーバリアーを破った殿堂選手、ジャッキー・ロビンソンへの敬意を表して2009年に始まった試みだ。

彼は、ブルックリン・ドジャースの一員として1947年(昭和22年)4月15日にメジャーデビューした。そのデビュー50周年を記念して1997年からこの日を「ロビンソン・デイ」にしている。



所属した球団はブルックリン・ドジャース。当時のドジャースはニューヨークに本拠地があった。

人種差別の激しかった時代。 黒人とは一緒にプレーしたくないと、トレードを申し出る選手がいるぐらいで、 ロッカーを隣にすることを嫌がるなどは日常茶飯事だったという。

彼がメジャーリーグに昇格した際には、オーナー会議でドジャースを除く全球団が反対の立場をとり、彼が出場するなら対戦を拒否するという球団も出たらしい。そういうエピソードには事欠かない時代だ。

ジャッキー・ロビンソンは、メジャー10年間で、MVP1回、首位打者1回、盗塁王2回、オールスター選出6回という素晴らしい成績を残した。


 


そして、デビューした年に制定された「新人王」にも初めて選ばれた。以来、メジャーでは新人王のことを別名「ジャッキー・ロビンソン賞」と呼んでいる。

 所属したドジャースが1972年に彼の「背番号42」を永久欠番に。

その後、MLBとしてのロビンソン・デイの歴史は意外と浅く、制定されたのは1997年。メジャーデビューから50周年目の事。この日から、各球団の背番号42は永久欠番となった。


 


選手や監督が背番号42を着用してプレイするきっかけとなったのは、2007年、ケン・グリフィー・ジュニアがコミッショナーに提案してから。

人種が入り混じる国で、差別と戦う正義をシンボリックに演出した光景といえる。

しかし、人種差別は厳然と続いている。

この日は、偏見や人種差別と闘った一人の黒人プレイヤーを讃える日ではない。今も続く有色人種へのそれと戦う啓蒙デーと捉えるべきだ。

「記念日」なんて都合のいい言葉で終わらせてはならない。



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Posted on 2017/04/16 Sun. 11:00 [edit]

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カブスの上原浩治、昨年から20試合の連続無失点継続中  




カブスに移籍したベテランが踏ん張っている。「コウジタイム」はここでも健在だ。

カブスのリリーバー上原浩治は、現地13日のドジャース戦で4点リードの8回に登板。またも無得点に抑え勝利に貢献している。

スピードガンの数値では計り知れないキレのあるフォーシーム(平均回転数2,410回転/分)は、平均より5パーセント多い18パーセントの空振り率で、低めに沈むスプリットのコンビネーションが冴えている。

上原浩治


全投球を見てるが、危ない打球もあって、バックの好守備に助けられた部分もある。しかし、それはストライク先行の上原の制球力が守備のリズムに好影響を与えていると見たい。

この日は、ドジャーズで昨季の新人王、2番コーリー・シーガーから外に沈むスプリットで空振り三振。

続く昨季27本塁打のジョシュ・ターナーはスプリットで追い込んでセンターフライ。

次のヤシエル・プイーグには安打されたものの、アンドリュー・トーレスをスプリットで二ゴロに打ち取って「コウジタイム」を締めくくった。

連続無失点は開幕から5試合、昨年の7月から数えるとレギュラーシーズン20試合になった。

カブスは先発のブレット・アンダーソンが5回3安打無失点で抑えるとエドワーズ、上原、デービスとつないで完封リレー。この勝利で首位のレッズに0.5差の2位に浮上している。


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Posted on 2017/04/15 Sat. 00:19 [edit]

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