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【MLB移籍情報】Rソックスがサヨナラ満塁男S.ピアース獲得  

 


 夏のノン・ウェーバー・トレード期限まで1カ月をきったメジャーリーグだが、ア・リーグ東部地区で熾烈なヤンキースとの首位争いを演じているレッドソックスが、同地区のブルージェイズからスティーブ・ピアースと金銭を獲得している。

 レッドソックスはブルージェイズに交換要員としてマイナーリーガーのサンティアゴ・エスピナル遊撃手を差し出す。

 35歳のピアースは、ア・リーグ東部地区5球団目という地域限定で名前の売れたユーティリティ選手。今季終了後にフリーエージェントになる。





 契約の背後には、左投手に対する対策が考えられ、現在MLB30球団中、アベレージで2位、得点で1位、本塁打数で3位のレッドソックスだが、ファーストの左打者ミッチ・モアランドとセンターの左打者ジャッキー・ブラッドリーJr.が左打者を苦手とすることからプラトーンでの起用が考えられる。事実、6月29日(日本時間30日)には、モアランドの代わりに「4番ファースト」で出場している。

 モアランドは、今季こそ対右投手も左投手もそれほど変わらない数字を残しているが、昨年は、対右投手が21本塁打、OPS.784なのに対し、対左投手は1本塁打、OPS.683だった。

 しかし、それよりも深刻なのは、ブラッドリーJr.で今季は打率.201、6本塁打、出塁率.296、OPS.624と派手な打線においてウィークポイントになっている。(対左投手は、打率.167、1本塁打)。

 MLB公式サイトによるとピアースは、腹斜筋痛もあってここまで29試合の出場だが、打率.298、4本塁打、出塁率.352、OPS.875と好調な数字を残している。

 ピアースの名前を有名にしたのは、昨年、1週間(実質4日間)で2度のサヨナラ満塁弾を記録した事。同一シーズンに2本のサヨナラ満塁弾を記録したのは、日刊スポーツによれば1986年ジム・プレスリー(マリナーズ)、1926年サイ・ウィリアムズ(フィリーズ)に続き史上3人目らしい。同じ週に放ったのは史上初という事だ。


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Posted on 2018/07/03 Tue. 19:00 [edit]

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【MLB移籍情報】2018年夏のトレード市場の有力選手 PART3  

 


 メジャーリーグの大物記者ジョン・ヘイマン氏が「Top 40 MLB trade candidates」というタイトルで、この夏のトレード候補選手たちを紹介している。

そのリストを参考にしながら、この夏の動向を探っていきたい。

 ニーズはチームによって違うが、6月4日~6日のMLBのドラフト会議が終わり、6月後半から徐々に表面化してくるのが例年のパターンだ。

オリオールズ、ロイヤルズ、レイズあたりが「売り手」になると予想され、その放出タイミングによってトレード市場の流れが決まるというのが、2018年夏の移籍市場の動向のようだ。


マニー・マチャド(オリオールズ・遊撃手)
J.T.リアルミュート(マーリンズ・捕手)
クリス・アーチャー(レイズ・先発投手)
ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス・一塁手)
ケルビン・ヘレーラ(ロイヤルズ・リリーフ投手)
マイケル・フルマー(タイガース・先発投手)
コール・ハメルズ(レンジャーズ・先発投手)
ザック・ブリットン(オリオールズ・リリーフ投手)
ライセル・イグレシアス(レッズ・リリーフ投手)
ブラッド・ハンド(パドレス・リリーフ投手)

アダム・ジョーンズ(オリオールズ・外野手)
ダニー・ダフィー(ロイヤルズ・先発投手)
ブラッド・ブラック(オリオールズ・リリーフ投手)
マイク・ムスターカス(ロイヤルズ・三塁手)
ジェド・ラウリー(アスレチックス・内野手)
ダン・ストレイリー(マーリンズ・先発投手)
アダム・デュバル(レッズ・外野手)
フランシスコ・リリアーノ(タイガース・先発投手)
ライアン・ブッチャー(アスレチックス・リリーフ投手)
スクーター・ジェネット(レッズ・内野手)

アレックス・コロメ(レイズ・リリーフ投手)マリナーズへ移籍
ジョナサン・ルクロイ(アスレチックス・捕手)
ダレン・オデイ(オリオールズ・リリーフ投手)
ウィルソン・ラモス(レイズ・捕手)
ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ・二塁手)
アビサイル・ガルシア(ホワイトソックス・外野手)
フレディ・ガルビス(パドレス・遊撃手)
ネイト・ジョーンズ(ホワイトソックス・リリーフ投手)
トレバー・ケーヒル(アスレチックス・先発投手)
イアン・ケネディ(ロイヤルズ・先発投手)

アンドリュー・キャッシュナー(オリオールズ・先発投手)
デナード・スパン(レイズ・外野手)マリナーズへ移籍
スターリン・カストロ(マーリンズ・二塁手)
ビリー・ハミルトン(レッズ・外野手)
ブラッド・ジーグラー(マーリンズ・リリーフ投手)
アデイニー・エチェバリア(レイズ・遊撃手)
ルーカス・デューダ(ロイヤルズ・一塁手)
ジョン・ジェイ(ロイヤルズ・外野手)Dバックスへ移籍
ホセ・イグレシアス(タイガース・遊撃手)
チェン・ウェイン(マーリンズ・先発投手)



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オリオールズがマニー・マチャドを夏に放出する可能性が高まっているという複数の情報がある。

 マチャドは、今季終了後にFAになるが、この夏のトップターゲットになる可能性がある。移籍先としては、優勝争いをしているブレーブス。コーリー・シーガーのいないドジャース。メッツやカブスも名前が挙がっている。

 ブレーブスの新GMアレックス・アンソポロスは、ブルージェイズのGM時代にいくつかの大型トレードを成立させた。2015年はシーズン開幕前にジョシュ・ドナルドソン、シーズン中にはデビッド・プライス、トロイ・トゥロウィツキーを獲得して優勝を狙いに行った。

 カブスは、アベレージの低いアディソン・ラッセルをどう評価するか。ラッセルは今後3年間、サービス価格でコントロールできるが、コーナー・インフィルダーとしてのパンチ力不足。

2016年にアロルディス・チャップマンを補強するため当時NO.1のプロスペクトだったグレイバー・トーレスを手放した経緯がある。

 ドジャースは後半戦の為だけにマチャドを狙いに行くかどうか疑問符が付く。混戦状況の西部地区の状況次第では動く可能性もあるが、ぜいたく税の問題もあり、この中の球団では、可能性が低いと見たい。

マチャドに関しては、他にフィリーズの名前も挙がっている。

メジャーリーグは、これから7月末、または、8月末のトレード期限に向けてフィールド外での駆け引きが続く。


◇記事参考
https://frsbaseball.com/mlb/inside/inside-baseball-top-40-mlb-trade-candidates/



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Posted on 2018/06/17 Sun. 17:00 [edit]

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【AL東部地区】ブルージェイズの補強ポイントと進捗状況  

 


ア・リーグ東部地区の気になるチームを紹介しているが、今回はトロント・ブルージェイズ。

昨年の12月初旬には、ブルージェイズを所有するカナダの通信大手ロジャーズ・コミュニケーションズが、球団を売却する可能性について言及したとロイターが伝えた。

ニューヨークのUBS投資家会議で同社のトニー・スタフィエリ最高財務責任者(CFO)が、球団と放映権の売却について言及したという。

新たな事業の拡大を狙って投資資金を得るためMLBのブルージェイズほか複数の事業を売却するという内容の報道だった。

同社は、2000年に球団の80パーセントを買収、その時の買収額は1億120万ドル。2004年に残りの20パーセントを買収した。また全試合の放映権も所有、本拠地のスカイドームの命名権を取得しロジャーズセンターと命名している。

経済誌フォーブスによると、ブルージェイズの価値は現在約13億ドルでMLB30球団中16位。今季は、マイアミ・マーリンズが12億ドル(1350億円)で買収劇があっただけに現実味が伝わるが、あくまでもプランのひとつで、早急に実現する可能性は無いという。


この地区5球団の補強ポイントは下記のとおり。

★AL EAST Team Needs
レッドソックス ヤンキース レイズ ブルージェイズ オリオールズ
指名打者 先発投手 一塁か指名打者 外野手 先発投手
セットアップ 三塁手 セットアップ セットアップ 捕手
   先発投手 外野手


ブルージェイズは、カージナルスからアレドミス・ディアス遊撃手を12月にトレードで獲得。直近では、パドレスからヤンガービス・ソラーテ二塁手を獲得した。

キューバ出身の27歳ディアスはメジャーキャリア2年で通算打率.283、出塁率.338、OPS.799、24本塁打、85打点。二塁、三塁も経験がある。

30歳のソラーテはスイッチヒッターで、内野は4つのポジションを守ることができ、レフトでの守備経験もあるユーティリティ選手。

この2人は、ジョシュ・ドナルドソン三塁手、トロイ・トゥロウィツキー遊撃手、デボン・トラビス二塁手のバックアップ要員。

補強ポイントの外野手は、守備の名手ケビン・ピラーがセンターにいるものの両翼は、スティーブ・ピアース、テオスカー・ヘルナンデスと迫力不足。

ブルージェイズは、以前のエンカーナシオンやバティースタ、マイケル・ソーンダースが本塁打を量産した頃と比べると重量打線の面影がなくなった。

先発もブルペンもマイナー選手2名を追加したぐらいで、有効な補強は、ここま皆無と言っていい。




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Posted on 2018/01/09 Tue. 17:20 [edit]

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【AL東部地区】ヤンキースの補強ポイントと進捗状況  




ワールドシリーズの覇者アストロズや大谷翔平が移籍して注目のア・リーグ西部地区の気になるチームの補強状況を紹介したが、今回は東部地区のヤンキースから見ていきたい。

ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、J.D.マルティネス、エリック・ホズマーが17年オフのFAトップ4と言われているが、いずれの選手も契約が決まらず年が明けた。トレードも含めて移籍市場全体の動きが遅いため、あくまでも途中経過の報告になる。

そうした状況の中で、この地区の補強ポイントは下記のとおり。

★AL EAST Team Needs
レッドソックス ヤンキース レイズ ブルージェイズ オリオールズ
指名打者 先発投手 一塁か指名打者 外野手 先発投手
セットアップ 三塁手 セットアップ セットアップ 捕手
   先発投手 外野手



ヤンキースは、指揮官が交代したのが最大のトピックスだが、指名打者マット・ホリデー、トッド・フレイジャー三塁手、先発マイケル・ピネダとハイメ・ガルシアがFAでチームを去った。このうちピネダはツインズと契約している。

先発投手はC.C.サバシアと再契約した。これでローテーションは、田中、セベリーノ、グレイ、モンゴメリー、サバシアの5人だが、トレードでパイレーツの先発右腕ゲリット・コールの交渉を進めているとの情報もある。

ストーブリーグでは、トレードで本塁打と打点の二冠王スタントンをマーリンズから獲得したが、ここまで、スタントン以外にはマイナー契約で投手3人、捕手、外野手の計5人と契約しただけにとどまっている。

フレイジャーの抜けたサードとカストロが守っていたセカンドあたりも今後の補強ポイントかもしれない。つけ加えれば、26歳タイラー・オースティン、25歳のグレッグ・バードでは名門チームのファーストとしては物足りない。



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Posted on 2018/01/04 Thu. 09:00 [edit]

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【訃報】フィリーたちが悲しみに沈む ロイ・ハラデイ氏が事故死  




現地7日、悲報が全米中に流れた。元メジャーリーガーのロイ・ハラデイ氏が、40歳の若さでこの世を去った。

サイ・ヤング賞を2度獲得した名投手ロイ・ハラデー氏が、自家用機の墜落事故で死去したというニュースだった。



ハラデー氏は自身が操縦する父親名義の自家用機でフロリダ州タンパベイ北方を飛行していたところ、メキシコ湾に墜落した。同氏のほかに搭乗者はいなかったという。

フィリーズは声明を発表し、「ロイ・ハラデーの早すぎる死という非常に痛ましい知らせに、我々は衝撃を受けている」とコメント。「もっとも尊敬されていた野球選手の1人を失い、フィリーズファミリーが感じているこの悲しみを表現する言葉などない」と哀悼の意を表した。




ハラデイといえばブルージェイズ時代の03年にヤンキースとの開幕戦で、メジャーデビューした松井秀喜と対戦した投手としての印象が強い。ハラデイ氏もこれが初の開幕投手だった。この年は22勝7敗で最多勝とサイ・ヤング賞も受賞している。

13年に引退するまでメジャーキャリア16年でブルージェイズとフィリーズに在籍し、203勝105敗、防御率3.38。03年と10年にはサイ・ヤング賞に選出され、史上5人目の両リーグでの同賞受賞を果たしている。






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Posted on 2017/11/08 Wed. 13:00 [edit]

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【MLB契約情報】ブルージェイズが先発投手M.エストラーダと契約延長  



メジャーリーグでは既に来季に向かって水面下でチーム編成が始まっている。今季オフにフリーエージェントになるマルコ・エストラーダが所属のブルージェイズと契約延長に合意した。ブルージェイズの公式twitterでエストラーダの写真とサインを載せて正式に発表している。

契約内容は1年1300万ドル(約14億6000万円)で、今季の1450万ドルよりもやや抑えた金額だが、おそらくブルージェイズ側に選択権があるチームオプションと、エストラーダがある条件をクリアすれば自動的に更新されるべスティングオプションなどが付帯されている模様。今季の岩隈久志の場合もそんな契約だった。

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34歳のエストラーダはブルージェイズの1年目(2015年)に13勝8敗、防御率3.13というキャリアハイをマーク。16年は9勝9敗、防御率3.48。

今季は6月の月間0勝4敗、防御率9.11が響いて9勝8敗、防御率4.84と悪化。ただ、それ以外は安定感があり、とくに最近の10試合は防御率3.75と復調傾向にある。

今季は戦列を離れることなく31試合に先発していることも評価され、後半の復調と相まって契約延長に至ったというのが大方の分析だ。

これでブルージェイズの来季の先発陣はアーロン・サンチェス、マーカス・ストローマン、J.A.ハップ、1年契約のマルコ・エストラーダの4人が固まった。

通常ストーブリーグは、スタータークラスから決まっていくのがパターンで、次に大物野手たちが交渉のテーブルにあがる。そういった意味でブルージェイズは、この時点で先発4番手までをまず抑えたことになる。

しかも、比較的リーズナブルで補強資金を圧迫しない契約だったと言えるだろう。

個人的に今後の注目は、まだ契約が1年残っている元MVPのジョシュ・ドナルドソン三塁手の去就だ。


◇記事参考
https://baseball.information0.com/major-baseball/bluejays-agree-marco-estrada-to-extend/


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Posted on 2017/09/21 Thu. 12:00 [edit]

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メッツ青木宣親、7試合連続安打で好調をキープ  



ニューヨーク・メッツに移籍した青木宣親が好調をキープしている。

現地4日、本拠のフィラデルフィア・フィリーズ戦で「2番ライト」で移籍後3試合連続スタメン出場。これで青木は、移籍後3試合連続のスタメン。

第1打席はセカンドゴロ。3回の第2打席ではレフト線に今季15本目の二塁打を放ち、ブルージェイズ所属時を含め、7試合連続安打をマーク。次打者の本塁打でホームを踏み1得点。

第3打席では無死一三塁からセカンドゴロで走者を返し、打点をあげた。これで打点も2試合連続になった。第4打席は見逃し三振、第5打席はライトフライで5打数1安打1打点。

今季成績は打率.278、出塁率.324。メッツでは3試合出場し、打率.357(14打数5安打)、3打点と好調をキープしている。

メッツは11対7で勝ち連敗を4で止めた。

今シーズンがメジャー6年目の青木選手はヒューストン・アストロズで開幕を迎え、6月には日米通算2000本安打を達成した。

青木宣親

その後、7月末のトレードでトロント・ブルージェイズに電撃移籍。先月28日にブルージェイズは青木を40人枠から外すDFA。

ウエーバー公示された青木だったが、シーズンの残り試合も少ないことから早めの移籍を選択して「解雇」を選び自由契約になってメッツと新たに契約、さっそく試合に出場している。

今季3球団目、海を渡って6年目で7球団目の所属球団。MLBのナ・リーグ、ミルウォーキー・ブルワーズから始まって両リーグの全地区(6地区)でプレイしている。


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Posted on 2017/09/05 Tue. 10:00 [edit]

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青木宣親がDFA 来季は日本球界復帰の可能性もある  




ブルージェイズに電撃トレードされた後も12試合で32打数9安打、打率.281、3本塁打、8打点と活躍していた青木宣親が、突然、40人枠から外された。いわゆるDFA(Designated For Assignment)になった。

ブルージェイズは今後、青木をウエーバー公示して、他球団からクレーム(獲得申し出)があれば、その球団への移籍が決まる。この青木のDFAで代わりに傘下のバッファロー・バイソンズからリオネル・カンポス投手が昇格した。

しかし、この措置は複雑なメジャーリーグ機構(MLB)の制度が影響したもので、単なる「戦力外」ではない。

ご存知の方も多いが、MLBでは、25人枠の選手を40人枠の中から自由に入れ替えることができないという規則がある。MLB在籍3年以上の青木のような実績のある選手は、選手個人の権利が守られていて簡単にマイナーに降格させることができない。だからDFAを行うしかない。


青木宣親


このあたりの複雑なMLB規定やそれに伴う青木の今後の動向は、現地で取材されているスポーツライター、菊池慶剛さんの報告を紹介したい。

だから日本のプロ野球で考えるような「戦力外」ではない。

地元メディアにとっても青木のDFAは予想しない措置で、ファンからは球団SNSに驚きとクレームが多かった。

ジョン・ギボンズ監督の説明では「簡単(な判断)ではなかった。彼はチームのためによくやってくれていた。ただ我々は投手の補強が必要だった。(MLB球界では)こうした事態が繰り返されてきたように、どうしても中継ぎ陣がもう1人必要になった。だが数日後にはロースターが拡大されるからね」ということで、9月のロースター拡大(25人から40人)で、再び戻ってくる可能性は十分ある。

ただ、青木がブルージェイズに戻っても若手の起用を優先するような起用法を首脳陣は考えており、青木の出場機会は減る事が予想される。

青木選手はウェーバーがクリアになった時点でチームに残留する必要は無く、自らの意志でFAになる道も選択できる。

考えてみれば青木の場合は不運だった。あのジャイアンツ時代にも1番レフトでレギュラーを獲得し、オールスターの中間発表で外野手部門4位に選ばれるほど活躍した。しかし、2発の死球で欠場し、故障者リスト入りした。

次の年のマリナーズでは前半不調で定位置を獲得できなかった。16年オフでもアストロズは早々と青木の獲得に乗り出した。

メジャー6年間の通算で打率.285、出塁率.350、OPS.738、33本塁打、211打点、93盗塁は、多くのチームのレギュラー選手と比較しても遜色ない。

たとえば、同じブルージェイズのセンター、ケビン・ピラーはメジャーキャリア5年で打率.263、出塁率.302、OPS.702。守備力ではピラーが上だが、打撃成績では青木の方が上回っている。

レフトのプレイヤーで比べるとヤンキースのブレット・ガードナーはキャリア10年と長いが通算打率.263、本塁打も83本。

青木ほど評価されていない選手も珍しいかもしれない。場合によっては、来季に日本球界復帰もあり得ると予想したい。今後の動向に注目したい。


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Posted on 2017/08/29 Tue. 12:00 [edit]

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イチロー勝ち越し3ランでビッグイニングを演出、青木宣親も先頭打者弾  



マーリンズのイチロー外野手が3号3ラン、ブルージェイズの青木宣親外野手が4号先頭打者ホームランを放っている。

イチローは敵地でのフィリーズ戦、ダブルヘッダー第1試合、7回1死一、二塁の場面で代打として登場。右腕ノラのカウント3-1から5球目92マイル(約148キロ)ツーシームを振り抜いて右中間スタンドに決勝弾となる3ランホームランを運んだ。

スタットキャストの計測では432フィート(約132メートル)のホームランだった。

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代打ホームランは昨年の9月6日以来、2度目。これで勢いがついたマーリンズ打線は、主砲スタントンの46号ソロ、オズナの28号2ランなどで一挙に6点のビッグイニングを演出して12対8で勝った。

イチローはこれで149打数、37安打(MLB通算3067)打率.243、3本塁打、15打点、出塁率.304、OPS.615。盗塁が0なので、あと数試合ある先発出場時に何とか決めて欲しい。

なお、代打での安打21は、マーリンズの代打安打数のタイ記録らしい。



この試合では、勝ち越した直後に田澤純一が登板したが、1回、被安打2で失点1だった。田澤は40試合、防御率5.45。

奪三振率(K/9)が昨年の9.79から5.92と悪化。フォーシームの球速もメジャー平均以下の91.08マイル(約146キロ)に低下しているのも原因のひとつと考えられるが。レッドソックスでの登板過多など、この数年の疲れが出ているのかもしれない。

一方、ブルージェイズに電撃トレードされて話題になった青木宣親はレイズ戦に1番ライトで先発出場。

1回、相手のエース、クリス・アーチャーの1-0からの2球目93.4マイル(約150キロ)のフォーシームを捉えて右中間に先制の先頭打者ホームランを放った。今月6日以来、今季4本目。試合はまだ続いている。


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Posted on 2017/08/23 Wed. 09:55 [edit]

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ブルージェイズがホセ・バティスタをウェーバー公示 高額年俸とトレード拒否権で移籍は微妙  



ブルージェイズが現地3日、ホセ・バティスタ外野手をウェーバーにかけた。

36歳のバティスタは、昨年オフにブルージェイズからのクオリファイングオファー(Qオファー)を拒否した。その後、Qオファー拒否と36歳という年齢、故障した履歴が足かせとなって移籍先が、なかなか決まらなかったという経緯がある。

2010年から2年連続で本塁打王に輝き、2015年にも40本塁打をマークしたスラッガーだが、昨季は故障もあって22本塁打に終わり、今季も107試合の出場で打率.216、16本塁打、45打点と低迷している。


バティスタ


MLB公式サイトの記事にも「8月のトレード市場の有力選手リストに名前が浮上していた。

ウェーバー公示だが、今季の残りの契約は650万ドル程度で、2018年は1,700万ドル(約18億7,000万円)、2019年は2,000万ドル(約22億円)の契約オプションが残り、クレーム(獲得申し込み)は厳しいとみられる。

もし、どの球団にもクレームされなかった選手は「ウェーバーをクリア」した選手となり、トレード期限前と同様に全球団と交渉が可能になる。

MLB公式サイトでは、ホセ・バティスタは、マリナーズやブルーワズにフィットするものの、問題は「10-and-5 rights」という条項があって、すべてのトレードを拒否できる権利がある。チーム側からすれば、その条項が、彼のトレードの障害になるという。

実力次第で高額年俸を手にできるメジャーリーグだが、結果を出さなければ複雑で厳しい現実が待っている。

※「10-and-5 rights」とは、メジャー在籍10年、同一チーム5年を経過した選手に与えられるトレード拒否権で、すべてのトレードを拒否することができる条項。


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Posted on 2017/08/05 Sat. 07:00 [edit]

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