メジャーリーグ物語 海を渡った野球人

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【WS-G5】カーショー、カイケル崩壊で乱打戦、前田、ジャンセン打たれサヨナラ負け  



カイケル、カーショーの両先発が打ち込まれ両軍で7本のホームランが乱れ飛ぶ乱打戦になった。

最後は10回裏、昨日もジャンセンからホームランを放っている若手の2番ブレグマンが、2イニング目のジャンセンから初球をレフト前にサヨナラヒットして5時間を超える試合に終止符を打った。13対12でアストロズがワールドシリーズ第5戦を制し3勝2敗で王手をかけた。

WS-G5


カーショーの先発で、1回にカイケルを攻略して3点を先制したドジャースにモメンタムがあるように見えた。

ドジャースは1回、2死満塁から6番フォーサイスのレフト前2点タイムリーで先制。さらに、一三塁で、投手のけん制に一塁走者が飛び出し、これを一塁手グリエルが二塁へ悪送球、この間に三塁走者が生還して3点目をあげた。

ドジャースは4回にも1点を追加して4対0とリード。

ところが大エース、カーショーが4回に捕まる。アストロズは1死一二塁で4番コレアがレフトタイムリー二塁打を打ち、まず1点。なお二三塁から5番グリエルがレフトスタンドに3ランを運ぶ。試合は振出しに戻った。

5回、この日は4番から5番に変わったベリンジャーが勝ち越し3ラン。ドジャースが7対4とリード。

その裏、2死一二塁でドジャースは先発カーショーを諦めて、第3戦もロングリリーフで好投した前田がマウンドへ。しかし、エースを早めに降板させたこの継投が裏目に出た。

前田は、3番アルトゥーベに、まさかの同点3ランを浴びせられ、7対7の同点。前田はポストシーズン8試合目で初失点。

ドジャースは7回ベリンジャーのタイムリー三塁打で1点を勝ち越し。しかし、ドジャース4人目リリーフのモローも1番スプリンガーにソロを献上して三たび同点。

このあと無死一塁としてアルトゥーベが左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、アストロズが、この試合で初めてリードを奪う。さらに無死三塁から4番コレアがレフトに2ランを叩き込んで、この回4点を挙げる大逆転。

8回にも両軍1点ずつを加え、12対9で迎えた9回表。ドジャースは1死から7番プイーグに2ラン、2死から1番テイラーにセンター前にゴロで抜けるタイムリーで同点。この土壇場の一打で延長へ。

ドジャースは守護神ジャンセンを9回から投入。ジャンセンは第2戦、4戦でもホームランを被弾している。とくに高めに浮く140キロ台中盤のカットボールは第2戦に29中27球も投じてアストロズ打線にボールの軌道を見究められている。

それでも1イニングなら球威で何とか凌げるが、イニングを跨ぐと案の定つかまった。

ジャンセンは10回、二死走者なしからマッキャンに死球、スプリンガーに四球を与えて2死一、二塁。ここで昨日もホームランを打たれたブレグマンがレフトへのヒットを放ち、代走フィッシャーが二塁から生還。5時間17分の死闘に終止符を打った。



打たれたジャンセンを責めることはできないだろう。彼はポストシーズン11試合目の登板。レギュラーシーズンと合わせれば76試合目。疲れはピークに来ていてもおかしくない。本来なら勝ちゲームで起用する投手だ。

この試合では前田健太が2/3イニングで降板、モローも4失点するなど、強力だったブルペン陣の誤算が指揮官の継投策を狂わせた。

ミニッツメイドのアストロズは強い。このポストシーズンでホームでは8勝1敗。「ヒューストン・ストロング」というハリケーンで傷ついた市民の願いがチームの背中を押しているのかもしれない。

なお、今日の7本塁打でワールドシーリーズ計22本になり、これまでの7試合で21本塁打のワールドシリーズ歴代最多記録を更新。このポストシーズンでも累計101本が記録され、これも歴代最多になっている。


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Posted on 2017/10/30 Mon. 18:00 [edit]

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【ALCS】田中将大、見殺し ヤンキース打線が沈黙10三振  




ヤンキースの田中将大がア・リーグ・チャンピオンシップ(ALCS)の初戦に先発。6回2失点と好投したが、ヤンキース打線が沈黙。2対1でアストロズが7試合制の初戦を制した。

アストロズが左腕ダラス・カイケル。ヤンキース田中の先発で始まったシリーズは、アストロズの強力打線を3回まで無安打に抑えた田中だったが、4回1死からアルトゥーベに初安打を許すと二盗された直後にコレアのレフト前タイムリーで1点を先制された。

その後、2死二塁からも元DeNAグリエルにセンター前に運ばれ、2点目を失った。結局、アストロズは、このワンチャンスをものにして、カイケルは7回を4安打10奪三振の無失点だった。

カイケルは、レギュラーシーズンを含めて対ヤンキース戦6勝2敗と相性の良さをみせた。

残念だったにはヤンキースの5回の攻撃。無死一、二塁とチャンスを作り、2死からジャッジのレフト前ヒットで二塁走者のバードが本塁を狙ったが、レフトのゴンザレスの好返球でタッチアウト。あの1点の攻防は、試合の展開を左右するシーンだった。

田中将大


6回には先頭打者レディックの強烈なライナーが田中の体を直撃するアクシデントもあったが、田中は6回を4安打3奪三振1四球で2失点(自責2)と好投。カイケルと互角の投手戦を展開した。

カイケルに比べ、対アストロズ戦0勝4敗と逆に相性の悪さがあったのかもしれない。負け投手になったが、評価できる内容の投球だった。

このポストシーズンでヤンキースが10本(この日の1本で計11本)、アストロズが8本と本塁打を量産。

得点数でAL1位のアストロズ(896得点)と2位のヤンキース(858得点)。本塁打数でAL1位のヤンキース(241本)と2位のアストロズ(238本)のチーム同士の対戦だったが、両投手の投げ合いで締まった投手戦だった。

この試合を見る限りでは、本塁打でしか点を取れない若いヤンキースと、攻守ともに細かいプレイで得点したアストロズの実力の差がでたような試合だった。


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Posted on 2017/10/14 Sat. 13:00 [edit]

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【DL情報】好調アストロズ、7勝のD.カイケルに続いてB.マッキャンもDL  



今季絶好調でア・リーグ西部地区の首位を独走状態のヒューストン・アストロズだが、ここに来て主力に故障者が出だした。

アストロズは現地20日、検査で首の神経根圧迫が認められたダラス・カイケル投手を10日間の故障者リスト(DL)に入れた。

29歳のエース左腕は、開幕からここまで負け知らずの7勝。リーグトップタイの数字で不安視された先発ローテーションを支えてきた。

キャリア初のDL入りだが、症状は深刻ではないようで、球団の公式サイトによると、1度だけ先発を飛ばすだけでローテーションに復帰できる見込みだという。

今季からDLの規定が15日間から10日間に短縮され、運用しやすいことから現場からは概ね好評。カイケルの場合も疲れが溜まるこの時期に休養を兼ねてのDL入りかも知れない。

アストロズは21日にも今季新加入の33歳ベテラン捕手ブライアン・マッキャンがコンカッション(脳しんとう)の症状で7日間のDLに入ったと発表した。

直接の原因は不明だが、14日の試合の守備でファウルチップをマスクに受けていた。これも大事を取ってのDL入りかも知れない。

主力の相次ぐ故障が出たアストロズだが、想像以上に軽傷のようだ。

ペナントレースの勝負どころは8月、9月。162試合の過密日程。ポストシーズンを狙うチームにとっては主力を疲れさせず、どう編成していくかも、大事なポイントと言えるかもしれない。


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Posted on 2017/05/22 Mon. 12:32 [edit]

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【月間MVP】トラウトとジマーマン 最優秀投手はカイケルとノバ  




MLBが月間の各賞を発表している。

★4月各賞受賞選手
  • 月間最優秀選手︰M.トラウト(LAA)、R.ジマーマン(WSH)
  • 月間最優秀投手︰D.カイケル(HOU)、I.ノバ(PIT)
  • 月間最優秀新人︰A.ジャッジ(NYY)、A.センザテラ(COL)
  • 月間最優秀救援︰C.アレン(CLE)、G.ホランド(COL)


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【月間MVP】
※リーグ:NAME 打率/本塁打/打点/出塁率/長打率/OPS他

▶AL:マイク・トラウト .364/7/18/.443/707/1,150

二塁打9本、三塁打2本、盗塁5というのも凄い!4度目の受賞。

▶NL:ライアン・ジマーマン .420/11/29/.458/.886/1,344

両リーグ唯一の4割バッター。現時点でも.419をマークしている。初受賞。


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【月間最優秀投手】
※リーグ:NAME 勝ち/負け/防御率/WHIP/奪三振/四球

▶AL:ダラス・カイケル 5/0/1.21/0.81/36/11

数字だけでいうと同じく5勝のツインズ、アービン・サンタナの防御率0.66の方が凄い。4度目の受賞。

▶NL:イワン・ノバ 3/2/1.50/0.75/22/1

こちらも防御率ではカージナルスのマイク・リークが1.35で上回っているが、ノバは36イニングで四球1という制球力が見違えるようによくなった。初受賞。


月間最優秀新人は、ALは打率.303、10本塁打、20打点をマークしたヤンキースのアーロン・ジャッジ(RF)。ジャッジは現地5月3日時点で13本塁打まで伸ばしている。

NLは3勝を挙げたロッキーズの先発右腕アントニオ・センザテーラ。彼はまだ22歳。ここまでは防御率2.81、WHIP1.00と制球力もまずまずといったところだ。

月間最優秀救援投手は、NLでTJ手術から復帰の元ロイヤルズのクローザー、グレッグ・ホランド(ロッキーズ)が復活の11セーブを挙げ、チームの首位発進を支えている。



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Posted on 2017/05/04 Thu. 12:46 [edit]

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首位アストロズのエース、D.カイケルが4月を無傷の5勝  



チームのコアとなる若手に補強で経験豊富でリーダーシップに優れるベテランを獲得。上手くミックスさせた戦力でア・リーグ西部地区の首位を走るヒューストン・アストロズ。

そのアストロズで、最も懸念された先発ローテーションだが、ここまでMLB全体で6位と好調。その中心はダラス・カイケルだろう。

30日(日本時間5月1日)の試合では、地元でオークランド・アスレチックス相手に7回2/3を3安打、2四球、9奪三振、1失点で無傷の5連勝を飾った。

カイケル投手


4月は5試合すべてで7回以上、自責点2以下のハイ・クオリティスタート。防御率も1.21、WHIP0.81の活躍。おそらくリーグの月間MVP は間違いないだろう。

29歳のカイケルは、15年に2位のデービッド・プライスに40ポイント以上の差をつけてア・リーグのサイ・ヤング賞投手に選出された。

33試合・ア・リーグ最多の232.0イニング投げ、リーグトップタイの2完封勝利を含む20勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。WHIP1.02もリーグトップであり、ほか216奪三振はリーグ5位だった。チームの10年ぶりのポストシーズン進出をけん引した。

16年は26試合で、防御率4.55、9勝12敗と振るわなかったが、今季は15年のベストシーズンを思わせる快投が続けている。

13年のスプリングトレーニングで、ツーシームを習得したとされており、今季もゴロとフライアウトの比率が2.41という典型的なグラウンドボール・ピッチャーだ。

このタイプは、シンカーのように速く沈む球種で芯を外す投球スタイルの投手が多いが、カイケルは、ツーシーム主体にカッターやチェンジアップ、スライダー、カーブといった多彩な変化球で的を絞らせないタイプだ。

肩に不安を抱えているという記事を読んだことがあるが、ヘルシーなら15年同様、20勝近い勝ち星で不安視された先発ローテの核として活躍するだろう。


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Posted on 2017/05/02 Tue. 09:00 [edit]

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アストロズ青木3安打、カイケル完投4勝目、レディック大飛球好捕  



16年オフに積極補強に出たアストロズが首位独走態勢に入りつつある。

ア・リーグ中部地区首位のインディアンスと西部地区首位のアストロズ戦の首位決戦は4-2でアストロズが初戦を制している。

この試合、アストロズのエース、ダラス・カイケルは9回117球完投。6安打、3四球、5奪三振、2失点と力投。リーグ3位の防御率1.22。開幕から無傷の4連勝を飾っている。

カイケルは、18アウトのうちゴロアウトが13という内容で低めにコントロールされたツーシームや変化球が冴えた内容だった。

バックもカイケルの好投を支えた。ジョシュ・レディックはホームラン性の大飛球を好捕。このプレイはMLB公式サイトMLB.comの動画コーナー「Must C」でも紹介された。青木宣親もレフト前のヒット性の打球をスライディングキャッチして攻撃の芽を摘んだ。




この日のヒーローは、この3人だったが、青木は3安打猛打賞。

1本目のレフト前ヒットは鮮やかなラインドライブ。2本目の打点を記録したライトオーバーでフェンス直撃の打球は、好調で振り切れているという打球に見えた。

3本目は投捕間に転がった内野安打で、この日は4打数3安打、1打点の活躍。日米通算2000本安打まで残り19本としている。

現在、チームトップの打率.364、2位の出塁率.408、OPS.885でリーグ最強の9番打者と言えるだろう。


ベテランたちの補強が功を奏したアストロズ

ジョージ・スプリンガー(CF)、カルロス・コレア(SS)、ホセ・アルトゥーべ(2B)など主力が若いアストロズ。これに2年目23歳のアレックス・ブレグマン(3B)や32歳だが、メジャーでは昨年の32試合しか経験のないユリエスキ・グリエル(1B)が加わる編成は、ひと言でいえば経験不足。

そこで16年オフは、カルロス・ベルトラン(DH)、ジョシュ・レディック(RF)、青木宣親(LF)をFAで補強。ブライアン・マッキャン(C)をトレードで獲得して、「経験」と「左」のタイプの違う好打者たちをミックスさせた編成にした。

さらに、32本塁打、OPS.826のエバン・ガティス(C)、141試合で13本塁打、51打点のマーウィン・ゴンザレス(IF/OF)らがベンチに控えるという厚みのあるロースターは、下馬評が高かったが、ここまでは新戦力とのミックスも機能し好結果につながっている。

問題は投手力だが、ここまではMLB30球団中、先発が防御率6位。ブルペン同4位と結果を出している。今後、昨年13勝のコリン・マクヒューらが復帰する予定で明るい材料もある。

この状態が続きポストシーズンの進出の可能性が高くなれば、夏のトレードデッドラインあたりでホワイトソックスの右腕ホセ・キンタナなどの力量ある先発投手の獲得に動くかもしれない。



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Posted on 2017/04/27 Thu. 08:00 [edit]

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ロッキーズのアレナドやアストロズのカイケルら続々と主力たちが調停回避  




 メジャーリーグでは、スプリングトレーニング(キャンプ)を約1カ月後に控えて続々と主力が年俸調停を回避して契約合意している。年俸調停の期限は現地13日、その契約の一部を紹介する。

 代表的な選手としては、コロラド・ロッキーズが、ノーラン・アレナド三塁手との年俸調停を回避。新たに総額2,950万ドル(約33億8,000万円)の2年契約に合意した。

アレナド


25歳のアレナドは昨季、打率.294、41本塁打、133打点と大活躍。2年連続で本塁打と打点の二冠を獲得。ゴールドグラブ賞はメジャーデビューから4年連続で受賞しているスラッガー。2019年シーズン終了までロッキーズが契約をコントロールできる。

 シカゴ・カブスもサイ・ヤング賞右腕ジェーク・アリエッタ投手との調停を回避。年俸1,563万7,500ドル(約17億9,000万円)の1年契約を結んだ。

  ヒューストン・アストロズは、サイ・ヤング賞左腕ダラス・カイケル投手との年俸調停を回避。915万ドル(約10億5,000万円)の1年契約に合意した。

カイケル投手


 29歳のカイケルは、2015年に20勝8敗、防御率2.48と大ブレイクしてサイ・ヤング賞を獲得。しかし、昨季は3年連続のゴールドグラブ賞を受賞したものの、9勝12敗、防御率4.55と大きく成績を落としていた。カイケルは2018年シーズン終了後にフリーエージェントとなる。

 さらに、イチロー所属のマーリンズも13日、昨季40セーブを挙げた守護神のA.J.ラモス投手ら主力級5選手と年俸調停を回避して今季の契約に合意した。

 昨季9勝をマークした先発右腕のトム・コーラー投手、正遊撃手のアデイニー・エチャバリア遊撃手、正中堅手のマルセル・オズナ外野手、そしてユーティリティー選手のデレク・ディートリック内野手も契約に合意している。

 メジャーの 「年俸調停」というシステムとその調停を回避して契約合意にいたる報道は、メジャーの恒例行事みたいなものだが、FA権を取得する前の選手たちにとっては、完全ではないが成績に見合った年俸を得ることになり、個々の選手たちにとっては恩恵ある制度といえる。



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Posted on 2017/01/15 Sun. 11:29 [edit]

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田中将大6回途中、痛恨の一発で降板 アストロズはカイケルが好投   



 現地5日、雨天で1日順延したヤンキースのホーム開幕戦に田中将大(27)が2年連続の開幕投手としてマウンドに立った。

日本人投手としては、野茂英雄、松坂大輔、黒田博樹に続いて史上4人目となる開幕投手。2年連続は野茂(ドジャース、03~04年)に次いで2人目。

 快晴のために画面ではわからなかったがMLB公式サイトによれば気温2度、風速は18mph(約8メートル)という肌寒いコンディションだった。

 田中にとっては昨季ワイルドカードゲームで敗れたアストロズとのリベンジマッチ。しかも相手先発は昨季サイ・ヤング賞左腕のダラス・カイケル(28)。ヤンキースとは昨年、2回対戦して1点も与えていないピッチャーだ。

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 試合は、ヤンキースが3回、ベルトランのセンター前打を足場に築いた2死二、三塁で、カブスから移籍のカストロ遊撃手が左翼線ギリギリへタイムリー二塁打を放ち2点を先制し、田中を援護した。

 3回まで三者凡退に打ち取っていた田中は4回、先頭のアルトゥーベのレフトライナーを、移籍加入のヒックスが目測を誤って捕球できず二塁打とされてしまう。

ガードナーに代わって出場したヒックスは、ヤンキースタジアムに慣れていなかったのかもしれないが、メジャーリーガーなら取れていた打球だった。

結局、ロイヤルズやジャイアンツを見てもわかるようにスモールベースボールがリーグを制する時代に、こうした細かいミスを連発するヤンキースは今年もダメなんだろうな、と思わせるプレイが多かった。

 次の2番スプリンガーの打球は、三塁前のボテボテ内野安打。田中にとっては不運な展開だった。これで無死一、三塁となり、続くコレアの三ゴロ間に1点を失った。

最速でも90マイル(約145キロ)しか出ない中で、ツーシームやカットボールを中心に制球重視の投球で必死に踏ん張ろうとするエースを大味な試合しかできないナインが足を引っ張る展開だった。

 惜しかったのは6回に2死からコレアに投げた80球目。1球目のアウトコースがボールと判定された後の2球目。真ん中のスプリットが落ちずにライトに上がった打球は、レフトからライトに吹いていた風に乗ってスタンドに吸い込まれた。

 田中は続くラスマスに四球を与えたところで交代が告げられた。球数87球(ストライク51球)。5回2/3を投げて被安打4、失点2、四球1、奪三振4。ゲームスコア(GSc)56だった。手術明けの最初の登板にしては悪くもないスタッツだった。

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 しかし、昨年のワイルドカードのリマッチで、同じ先発の投げ合い。狭いヤンキースタジアムで懸念された一発が命取りになったという、田中にとっては悪いイメージが残った開幕戦だった。試合は、ヤンキースの中継ぎが打たれ3-5でヤンキースの敗戦。

 カイケルは尻上がりに調子を上げ7回を投げ切って今季1勝目(GSc64)。昨年20勝でリーグ最多勝、最多イニングを投げた片鱗を見せつけた。


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Posted on 2016/04/06 Wed. 07:49 [edit]

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【ALDS】ディビジョンシリーズ展望@ア・リーグ  




現地10月8日、アメリカン・リーグ地区シリーズ(ALDS)が開幕した。6日に行われたワイルドカードゲームでは、アストロズがヤンキースに3-0で勝利し、ALDS進出を決めた。アストロズは、リーグ最高勝率のロイヤルズと対戦する。


★カンザスシティ・ロイヤルズ(中地区優勝) vs.ヒューストン・アストロズ(西地区2位)


万年Bクラスの田舎のチームというイメージの強かったロイヤルズ。しかし、昨年、ワイルドカードで29年ぶりプレイオフ出場を決めると、アスレチックスとのワイルドカードゲームで劇的な逆転サヨナラ勝利。

勢いに乗ったチームはDS3勝、リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)を4勝し、7連勝で一気にワールドシリーズまで昇りつめた。

機動力を駆使したスモールベースボールで自信をつけたチームは、今季は開幕から地区首位をキープし、2位のツインズに12ゲーム差をつける独走。リーグ最高勝率(.586/95勝67敗)で30年ぶりの地区優勝を果たした。

「機動力」がこのチームのキーワードだが、今シーズンもAL2位の104盗塁をマーク。

さらに、得点力も向上。
2013年は648得点(AL11位)
2014年は651得点(同9位)
2015年は724得点(同6位)

そのファクターは、勝負強くなったバッティングで、今シーズンの得点圏打率.281はメジャー2位。とくにツーアウトからの得点圏打率.278はメジャートップ。

今シーズン補強したキューバ出身のモラレスが、強打のスイッチヒッターとして中軸を打ちチームトップの22本塁打・106打点をマークし、見事に周囲の期待に応えた。

もちろん、ロイヤルズが昨年魅了した守備面も衰えておらず、昨シーズンにゴールドグラブ賞を獲得した3人――

サルバドール・ペレス/C、
エリック・ホズマー/1B、
アレックス・ゴードン/OF
も健在。

短期決戦を勝ち抜くための大事なファクター「機動力」と「守備力」を備えるロイヤルズは、今回のDSでも有利といえそうだ。


対戦相手は、開幕直後から大方のメディアの予想を覆し開幕ダッシュに成功したのがアストロズ。ワイルドカードゲームでヤンキースを下し、勢いをつけてカンザスシティに乗り込んでくる。

今シーズンはMLB2位の230本塁打。20本以上が5人いる打線は驚異。パークファクターという点からすればロイヤルズのホーム、カウフマンスタジアムは、投手有利の球場だが、機動力もア・リーグ1位の121盗塁をマークするなど、パワーとスピードにあふれている。

その象徴的なプレイヤーが、「不動の1番バッター」としてアストロズ打線を牽引するホセ・アルトゥーベ。昨秋の日米野球でも来日した“小さな巨人”だ。

今シーズンも38盗塁をマークし、2年連続でア・リーグの盗塁王に輝いた。また、球団史上初となる2年連続200安打も達成するなど、メジャー屈指のリードオフマンの活躍がシリーズの行方を左右するかもしれない。

このカードはチーム防御率リーグ1位のアストロズと3位のロイヤルズによる対戦。昨シーズンのア・リーグ覇者・ロイヤルズに対し、勢いに乗るアストロズがどこまで食らいつくことができるのかが見もの。

1点を争うロースコアの投手戦という予想が多いが、アストロズはエースのカイケルがワイルドカードゲームに先発したため、地区シリーズの先発は3戦目以降になるのが痛いところ。


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Posted on 2015/10/09 Fri. 12:30 [edit]

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田中将大、勝てば地区シリーズ進出、負ければ敗退 運命の大一番に先発  

 


「同僚CC.サバシアのために勝利を」田中将大

ニューヨーク・ヤンキース田中将大投手が6日(日本時間7日)、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われるヒューストン・アストロズとのワイルドカードゲームに先発する。

田中は勝てば地区シリーズ進出、負ければ敗退決定という一発勝負のマウンドを任された。

その右腕が5日、決戦を前にアルコール依存症によりプレイオフを全休することを発表したCC・サバシア投手について触れ、「自分たちは明日、チームのためだけでなく、CCのために勝利することができるだろう」と力強くコメント。そして、一人の野球選手として、友人でもあるチームメイトをいかにしてサポートできるかを考えていることを明かした。

昨年よりは多い24試合に登板した田中だったが、今季も154イニングで規定投球回数にも達しなかった。WHIPは0.994と制球の良さは証明したが、防御率3.51、FIP3.98は満足できる数字ではなかったはずだ。

試合の舞台、ヤンキースタジアムのパークファクターを考えた場合、まずは、試合数を上回る25本も打たれた本塁打を警戒したい。

ニューヨーカーの信頼を勝ち取ることができるか、大一番で真価を問われるマウンドになる。


相手は苦手のヒゲ男

一方のアストロズは、今季20勝8敗、防御率2.48と好成績を収めたダラス・カイケルが先発予定。今シーズン33試合の登板で20勝8敗、防御率2.48と抜群の数字を残した。本拠地では18試合の登板で15勝0敗というメジャー新記録も打ち立てている。

ヤンキースでも今季2戦投げて2勝負けなし。完封勝ちを含む16イニングを無失点のシャットダウン・イニングを続けている。

カイケルは、開幕前の大方の予想に反し、若手主体のアストロズが最後までア・リーグ西地区の優勝争いを繰り広げたことに触れ、「俺たちはシーズンを通して周囲が間違っていたことを証明してきた。そして、これからもそうなるようにしていく」と意気込みを語っている。

なお、ワイルドカードの勝者は、8日から始まるア・リーグ地区シリーズ(5回戦制)でカンザスシティ・ロイヤルズと戦う。


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Posted on 2015/10/07 Wed. 01:00 [edit]

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筋書きのないドラマ《スポーツ》の魅力を発信しています。

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