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MLB “苦労人”に贈る「カムバック賞」はJ.ベンタースとD.プライスが受賞  

 


 2018年シーズンの最優秀選手(MVP)が発表され、ア・リーグはムーキー・ベッツ(レッドソックス)、ナ・リーグはクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が選出されたが、個人的には「カムバック賞」に注目している。復活を遂げた、いわゆる「苦労人」たちに贈られる賞だからだ。


 この賞は、各球団から1名ずつ、合計30名の候補者が選出され、MLB公式サイトで各球団の番記者を務める30名の記者によって受賞者が決定されるが、その選出方法には違和感がある。というのも同じチームに2人以上の候補がいる場合もあるからだ。


しかし、そんなことよりも受賞者を称えることにする。今季のカムバック賞の受賞者は、ナ・リーグがジョニー・ベンタース(ブレーブス)、ア・リーグはデービッド・プライス(レッドソックス)が受賞した。





 ジョニー・ベンタース(ブレーブス)は、6年ぶりにメジャー復帰。その間、トミー・ジョン手術を2回経験(通算2度目と3度目らしい)。レイズとブレーブスで合計50試合に登板して5勝2敗3セーブ、防御率3.67をマークした。


2003年にブレーブスで指名されレイズを経て6年ぶりに古巣に復帰。ブレーブスで28試合に登板し、チームの東部地区制覇に貢献した。


ブレーブスの受賞者は2010年のティム・ハドソンに続く2人目だが、これぞ「カムバック賞」に値する復活劇で、泣かせてくれる33歳だ。


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 デビッド・プライスは、レッドソックスでは2011年のジャコビー・エルズベリー、2016年のリック・ポーセロに続く3人目の受賞者で、30試合に先発して16勝7敗、防御率3.58。


クオリティ・スタート18度はチーム最多で、とくにホームゲームでの安定感に特筆すべきものがあり、5月17日(日本時間18日)から9月26日(同28日)にかけてはホームでの13先発連続で自責点3以下に抑えた。


MLB.comで紹介されていたが、この記録は、2000~2001年のペドロ・マルティネスが18先発連続を記録して以来で、左腕では1916年のベーブ・ルースの16先発以来らしい。


それだけではなく6イニング以上を無失点に抑えた試合が6度あり、これはサイ・ヤング賞のファイナリストとなったジャスティン・バーランダー(アストロズ)の9度、コリー・クルーバー(インディアンス)の8度に次いでリーグ3位タイの数字だという。


たしかにすごいシーズンだったが、考えて見ればMLBトップクラスの高額でレッドソックスに移籍して2年目の17年が不甲斐なかっただけで、それは16年の35試合230イニングの疲労が出たものだが、プライスは2009年から2桁勝利を続けてきたエリートクラスの先発投手だったから、「カムバック賞」は、個人的には、やや違和感を感じる受賞だった。




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Posted on 2018/11/22 Thu. 08:00 [edit]

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サイ・ヤング賞、ALはブレイク・スネル、NLはジェイコブ・デグロムが受賞  




 全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票による今季のサイ・ヤング賞の受賞者が発表され、ア・リーグ(AL)は、タンパベイ・レイズのブレイク・スネル、ナ・リーグ(NL)はニューヨーク・メッツのジェイコブ・デグロムが、それぞれ初受賞した。


詳細は下記のBBWAA公式サイトで確認してほしいが、全部で9人の投手にポイントが入った。

https://bbwaa.com/18-al-cy/


 その中でスネルは30人の投票者から1位票17、2位票11、3位票2を集め、合計169ポイントを獲得して1位に輝いた。2位は154ポイントでジャスティン・バーランダー(アストロズ)。3位はコーリー・クルーバーの71ポイントだった。


 スネルは31試合に先発して21勝5敗、防御率1.89、221奪三振の好成績をマーク。最多勝と最優秀防御率の二冠を獲得したが、投球回数が歴代受賞者の中で最少の180回2/3と少なく、リーグ2位の214回を投げて16勝9敗、防御率2.52、290奪三振をマークしたバーランダーとは僅差だったことがわかる結果になった。


 ナ・リーグも興味深い結果が出た。こちらは10勝という歴代受賞者で最少勝利数のデグロムが合計207ポイントで受賞。

ただ、勝利数以外は、申し分のない成績をマークしており、2位のマックスシャーザー(123ポイント)に大差をつけた。3位は防御率2位のアーロン・ノラ(フィリーズ)が86ポイントで受賞。NLも9投手にポイントが付いた。

https://bbwaa.com/18-nl-cy/


 デグロムは、32試合に先発して10勝9敗、防御率1.70、269奪三振。防御率も素晴らしいが、特筆は先発した32試合中31試合で失点(自責点)3点以下という安定感だろう。


この記録は、シーズン第4戦目の4月16日の先発登板から29試合連続。これまでの1985年にメッツのドワイト・グッデンがマークした24試合連続をはるかに上回り、しかも来季へ継続中というストロングフィニッシュで、シーズンを終えている。


どちらの受賞にも言えることは、投球回数や勝利数といった「量」より、投球内容という「質」を30人の記者が今回は選んだと言えるのではないだろうか。



《最近の受賞者一覧》
ア・リーグ ナ・リーグ
選 手 チーム 選 手 チーム
2017 C・クルバー インディアンス 2017 M・シャーザー ナショナルズ
2016 R・ポーセロ レッドソックス 2016 M・シャーザー ナショナルズ
2015 D・カイケル アストロズ 2015 J・アリエッタ カブス
2014 C・クルバー インディアンス 2014 C・カーショー ドジャース
2013 M・シャーザー タイガース 2013 C・カーショー ドジャース
2012 D・プライス レイズ 2012 R・A・ディッキー メッツ
2011 J・バーランダー タイガース 2011 C・カーショー ドジャース
2010 F・ヘルナンデス マリナーズ 2010 R・ハラデー フィリーズ
2009 Z・グリンキー ロイヤルズ 2009 T・リンスカム ジャイアンツ
2008 C・リー インディアンス 2008 T・リンスカム ジャイアンツ
2007 C・C・サバシア インディアンス 2007 J・ピービ パドレス


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Posted on 2018/11/15 Thu. 17:00 [edit]

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【ALCS】 激戦の予感!レッドソックスvs.アストロズ 勝負のカギは...  




 アメリカンリーグの覇者を決めるチャンピオンシップ(ALCS)は、現地13日(日本時間14日)よりレッドソックスの本拠地ボストンで始まる。両者の今季レギュラーシーズンでの直接対戦は4勝3敗でアストロズが勝ち越しているが、ほぼ互角と見ていい。

その対戦を前に両チームのここまでを振り返り、簡単に戦力分析をしてみた。


ALCS2018



 ALCS 
アストロズ vs. レッドソックス


 レッドソックスは、編成最高責任者デーブ・ドンブロウスキーが、アストロズのベンチコーチを務めたアレックス・コーラを監督に招聘。レギュラーシーズンでは108勝(54敗)の球団最多勝をマーク。ここ2シーズン地区シリーズで敗退していたチームをワールドシリーズを制した2013年以来のア・リーグ・チャンピオンシップ(ALCS)に導いた。


100勝以上同士の対決となったヤンキースとの地区シリーズは、第2戦で田中将大の好投の前に1敗したが、第4戦ではヤンキース先発ルイス・セベリーノが試合開始時間を間違える信じられない行動もあり、自滅気味のヤンキース相手に3勝1敗でCSにコマを進めることができた。


 CS第1戦は、左腕クリス・セール。対アストロズ戦は6月1日(同2日)に投げており6回4失点で敗戦投手になっている。第2戦先発予定のデービッド・プライスは9月7日(同8日)に投げて6回1/3を2失点で勝利している。


打線は1番ムーキー・ベッツ外野手(首位打者)がアストロズ戦11打数7安打と相性がいい。ただ、これも相手の投手が違うので参考程度のデータでしかないだろう。


以前も紹介したが、リーグ優勝12回、ワールドシリーズ制覇8回の世界中にファンを持つ名門チームだが、13年世界制覇のメンバーは監督も含めて一人もいない。主砲のJ.D.マルティネスは、もとはアストロズでデビューしているので古巣対決になる。





 2年連続のワールドシリーズ制覇を目指すアストロズは、地区シリーズで3連勝、強豪インディアンス相手にそつのない試合運びで貫録を見せた。


ポストシーズンのチーム打率は両リーグトップの.327と好調。今季成長したオールスターMVPのアレックス・ブレグマン外野手やマーウィン・ゴンザレス外野手は打率5割を超えている。


コアプレイヤーのジョージ・スプリンガー外野手やホセ・アルトゥーベ二塁手といった右打者が、レッドソックスの強力左腕コールとプライスをどう攻略するかが楽しみだ。


 ただ、打線よりも先発ローテーションの安定感がこのチームの強みで、第1戦のジャスティン・バーランダー、第2戦ゲリット・コール、第3戦は、発表されてないが、おそらくダラス・カイケルになる予定。


MLB全体で防御率1位の先発投手陣と同じくMLB1位のレッドソックス打線の対決が、シリーズのカギを握るかもしれない。


 アストロズは、ブルペンも7月のトレードでロベルト・オスーナらを加えて安定したが、ブルペンの比重が増える短期決戦で、次々に出てくるリリーバー達を、どちらのチームが攻略できるかにも注目したい。


アストロズのヒンチ監督と元ベンチコーチのコーラ監督。師弟とはいかないまでも同僚対決は、どちらに軍配が上がるのか?じっくり楽しみたい。



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Posted on 2018/10/13 Sat. 17:00 [edit]

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MLB 選手の総年俸から見たポストシーズン 10球団のペイロール比較  



MLBは12日(日本時間13日)からチャンピオンシップが始まるが、今季ポストシーズン進出を果たした10球団の選手年俸を単純に比較した。


★アメリカンリーグ

レッドソックス 2億4000万ドル
インディアンス 1億4000万ドル
アストロズ 1億6300万ドル
ヤンキース 1億8100万ドル
アスレチックス 7600万ドル



☆ナショナルリーグ

ブレーブス 1億2300万ドル
ブルワーズ 1億900万ドル
ドジャース 1億9400万ドル
ロッキーズ 1億4400万ドル 
カブス 1億9700万ドル


総年俸はサイトによって算出方法が変わるので、多少違うことをご理解していただきたい。リーグの平均は約1億3900万ドル。


アクティブロースターの25人だけを見ても面白いが、30球団のトップはレッドソックス、2位はジャイアンツ、3位はドジャース、4位がカブス、5位がナショナルズ。


ヤンキースは若手が多いので、以前ほど高くは無いが、それでも全体で6位。大谷所属のエンゼルスが意外と多く支払っていて7位になっている。


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逆に最低はレイズ。アスレチックスも28位で、この両チームは、スモール・バジェットで有名。今季の躍進を見れば費用対効果の良かった球団とも言える。上のリストでは、ブルワーズもそうした球団かもしれない。


上記の総年俸には、レッドソックスのペドロイア内野手のように故障者リストの選手も含まれている。不良債権と言えばかわいそうな気もするが、そうした不良債権額ではジャイアンツがトップで2位がエンゼルス、3位がメッツ。この3チームは当然の事ながらポストシーズンへの進出はならなかった。


多くのMLB球団ではデータを、「戦略・編成」「戦術・作戦」「育成」「故障・非常時」の4つの系統に分けて扱うことを聞いたことがあるが、期待値として戦力分析をして年間計画をつくる球団だが、「故障」の見きわめの難しさが分かる。これを読み違えばジャイアンツやエンゼルス、メッツのようになるのかもしれない。



◇参考資料
https://www.rosterresource.com/mlb-depth-charts/
https://www.spotrac.com/mlb/payroll/



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Posted on 2018/10/11 Thu. 07:00 [edit]

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MLB2018 チャンピオンシップ進出4チームの歴史を簡単に紹介  



メジャーリーグは9日(日本時間10日)、ア・リーグの地区シリーズ(DS)第4戦がニューヨークで行われ、レッドソックスが4対3でヤンキースに競り勝ち、3勝1敗で、5年ぶりのチャンピオンシップ(リーグ優勝決定シリーズ=LCS)進出を決めた。


レッドソックスの進出が決定したことで、両リーグのLCSに進出するチームが出そろった。それぞれ第1シードと第2シードの対戦になった。


12日(日本時間13日)から始まるナ・リーグのLCSは、ブルワーズとドジャースが対戦。第1シードのブルワーズにホームアドバンテージがある。


ア・リーグのLCSは13日(日本時間14日)からレッドソックスのホーム、ボストンのフェンウェイパークで始まる。


★ナショナルリーグ

ミルウォーキー・ブルワーズ
ロサンゼルス・ドジャース



明年で球団創設50周年を迎えるブルワーズは2011年以来、7年ぶりのLCS進出。


前回の2011年は、カージナルスの前に2勝4敗で涙をのんだ。ブルワーズは、1998年に球団拡張に伴ってア・リーグ東部地区からナ・リーグ中部地区に編入しているため、LCSを突破すれば初の両リーグでワールドシリーズに進出チームになる。


個人的に注目は、日系3世のクリスチャン・イエリッチ外野手とジョシュ・ヘイダー投手。


イエリッチ 


ドジャースは、地区6連覇。2008年から実に6回目のチャンピオンシップ進出と近年の歴史を見れば王朝のように感じるが、ライバルのジャイアンツが2010年、12年、14年とワールドシリーズを制しただけに、常にナンバー2のイメージが付きまとう。


昨年ようやく突破してワールドシリーズに進出したがアストロズに敗退。1988年以来、30年ぶりのワールドシリーズ制覇のために勝ち上がりたいところだ。シーズン中の対戦成績ではドジャースが4勝3敗とリードしている。



★アメリカンリーグ

ボストン・レッドソックス
ヒューストン・アストロズ



レッドソックスは、2007年に松坂大輔、岡島秀樹の両日本人投手が活躍してワールドシリーズ制覇。今回は、上原浩治、田澤純一がブルペンの中心となって活躍した2013年以来のチャンピオンシップ進出。


上原浩治


リーグ優勝12回、ワールドシリーズ制覇8回の世界中にファンを持つ名門チームだが、13年世界制覇のメンバーは監督も含めて一人もいない。主砲のJ.D.マルティネスはもとはアストロズでデビューしている。


アストロズは、リーグ再編で2013年にナ・リーグ中部地区からア・リーグ西部地区へ編入。長い低迷期があって弱小球団イメージがあったが、昨年、ドジャースを制して1962年の球団創設以来、初のワールドシリーズを制覇した。


タラの丘


名物といえば世界初のドーム球場アストロ・ドームだった。2000年には開閉式屋根のミニッツメイド・パークが完成。かつてはセンター泣かせの「タルの丘」と呼ばれる勾配のついた丘がセンター奥にあって、フィールド内に(電信柱のようなポール)もあった(笑)。テレビ中継の時はいつも紹介されたが2016年のオフに撤去された。


タラの丘


今季は、強力先発陣が健在で、LCSを突破して2年連続ワールドチャンピオンの可能性もある。主軸は昨年と同じメンバーで、ここにパイレーツのエース、ゲリット・コールが加入してアップグレードした。

昨年まで不安定だったブルペンもMLB全体で1位の防御率、奪三振率で同2位、与四球率で同1位と安定感を増した。



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Posted on 2018/10/10 Wed. 17:00 [edit]

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ALWC ヤンキースの先発は田中将大ではなくルイス・セベリーノに決定  




現地3日、ニューヨークのヤンキースタジアムで開催されるアメリカンリーグのワイルドカードゲーム(WC)は、ルイス・セベリーノが先発することをヤンキースのアーロン・ブーン監督が発表した。


1試合のみで決まる“1dayマッチ”のWCには、セベリーノ、田中将大、J.A.ハップの3人が先発候補にあがっていたが、指揮官は今季19勝8敗、防御率3.39の24歳右腕セベリーノに決めたようだ。





ただ、セベリーノは直近の12先発で防御率5.57と調子を崩していただけに田中(12勝6敗/防御率3.57)や7月末にヤンキースに加入後6勝無敗の左腕ハップ(17勝6敗/防御率3.65)の名前も挙がっていた。


ただ、年間を通してのスタッツはファングラフスの数字で比べるとセベリーノがダントツに良いことが分かる。

L.セベリーノ fWAR5.7 FIP2.95
田中将大 fWAR2.6 FIP4.01
J.A.ハップ fWAR1.1 FIP4.21


さらに、本塁打の被打率を比べても

L.セベリーノ 0.83
田中将大 1.44
J.A.ハップ 1.41


全てセベリーノの数値が上回っている。狭いヤンキースタジアムでの1発は、短期決戦の致命傷になるから重要だろう。


セベリーノは、これまでポストシーズンに4試合先発して1勝1敗、防御率5.63。ここ一番でのハートの強さが試されるところ。


田中は4試合で2勝2敗、防御率1.44。大勝負でギアを上げた時の田中は凄い力を発揮する。それだけに見たい気もしたが、もし、ヤンキースがアスレチックスに勝てば、フェンウェイパークでの田中の登板が決まるので、WCはセベリーノで勝ってALDSで田中の勇姿を見たいところだ。



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Posted on 2018/10/03 Wed. 07:00 [edit]

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アスレチックスのWCが決定!ア・リーグの5チームが確定  



ア・リーグは24日(日本時間25日)、ポストシーズンに進出できる5チームが確定した。


東部地区・・・レッドソックス
中部地区・・・インディアンス
西部地区・・・アストロズ
ワイルドカード(WC)1位・・・ヤンキース
ワイルドカード(WC)2位・・・アスレティックス 

※現地9月24日時点


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 レッドソックスは地区3連覇、通算10回目の地区優勝。16年からタイガースGM時代に地区4連覇を成し遂げた実績を買われてデーブ・ドンブロウスキーが野球運営部門の社長に就任。今季からアストロズのベンチコーチだったアレックス・コーラが指揮を執り、ここまでの時点で球団新記録の106勝(51敗)をマークしている。レッドソックスは、これによりプレイオフを通じてホームで開幕できるホームフィールド・アドバンテージを獲得している。


 ヤンキースもジーターなどのコア4と言われた黄金期を支えた主力たちが引退後、再建期かと思われたが、16年8月にアーロン・ジャッジ外野手やゲーリー・サンチェス捕手がデビュー。17年には彼らがレギュラーの座をつかみ、投手でもルイス・セベリーノが成長。今季は、新人王を争うミゲル・アンドゥハー三塁手やグレイバー・トーレス二塁手が台頭。

セベリーノと田中将大を中心にした先発ローテーションを充実したブルペンが支えて2年連続地区2位だが、96勝16敗、勝率.615というリーグ3位の勝率で7回目のワイルドカードを獲得してプレイオフ進出を決めた。何とか地元で開催できるWC1位をキープしたい。


 インディアンスはMLB全体で3位の防御率を誇る強い先発投手陣が健在で3連覇。昨年は、驚異の22連勝で一気に地区連覇を果たすも、地区シリーズではヤンキースに2連勝後、まさかの3連敗で敗退。今年は、昨年ワールドシリーズを制したアストロズと対戦する。


西部地区は、開幕前からアストロズの下馬評が高かったが、アスレチックスやマリナーズが健闘してマジック2の状態。以外に手こずっている印象だ。投手部門で先発、ブルペンともにMLB1位の防御率。打撃部門でMLB5位のチーム打率、4位のチーム得点。


 アスレチックスは昨年地区最下位からのサプライズだった。6月15日時点では34勝36敗だったが、翌日以降から61勝26敗と勝ちまくった。

ビリー・ビーンGMが、クローザー経験のあるジェウリス・ファミリア投手やフェルナンド・ロドニー投手などリリーバーを夏に補強。ポストシーズンでのブルペンの依存度を計算した戦略が当たった。

先発投手がMLB17位に対してブルペンはMLB2位。2014年のジャイアンツ、2015年のロイヤルズのワールドシリーズ制覇に見られた短期決戦でのブルペンの重要性を意識したビリー・ビーンGMの巧みな補強が実を結んだ。


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Posted on 2018/09/25 Tue. 23:59 [edit]

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大ブレイクのレイズ先発左腕ブレイク・スネル、20勝に到達  




 タンパベイ・レイズの先発左腕ブレイク・スネルが20勝に到達した。ジャスティン・バーランダーでもクレイトン・カーショーやクリス・セール、マックス・シャーザー、コーリー・クルーバーでもないメジャー3年目の25歳の若者が偉大な記録を作った。


 現地18日の試合では、レンジャーズ打線を相手に5回92球を投げて被安打1、奪三振5、与四球2、無失点。シーズン200奪三振も同時に達成している。


 レイズの投手としては20勝到達は2012年のデビッド・プライス(現レッドソックス)に次いで球団史上2人目。25歳で20勝は2004年、当時ツインズのヨハン・サンタナ以来のア・リーグ最年少記録らしい。





 勝ち星は、打線の援護やブルペンの強弱によって、投球内容とは別のベクトルが作用する場合が多く、あまり評価の対象にしたくないが、これで防御率も1.97に上昇。


ここまで169イニングとやや投球回数が少ないが、指名打者制度のあるアメリカンリーグで、しかも、打者有利の球場が多い東部地区での1点台は驚異としか言いようがない。


レッドソックス打線を被打率.157に抑え込んでいる点やWHIP0.97、奪三振率10.7は評価できる数値で、ベースボール・リファレンスのWARでも6.7という高い数値を示している。記者投票で決まるサイ・ヤング賞の可能性も十分に出てきた。


これで約54万ドル(約6100万円)だから、今季最もコスパの良い投手かもしれない。


 投手起用法で「オープナー」という新しいトレンドをみせたレイズだが、それによってブルペン陣も活気が出て、総合作用で先発投手ブレイク・スネルの勝ち星が上積みされたと考えることはできないだろうか。



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Posted on 2018/09/20 Thu. 07:00 [edit]

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【AL-WEST】アスレチックスが直接対決2連勝で首位に並ぶ  



ア・リーグ西部地区の首位攻防戦、アスレチックス対アストロズは、2位のアスレチックスが、同地区首位のアストロズに2連勝し、74勝49敗で同率首位に並んだ。

オークランドへ移転して50周年のアスレチックス。6月15日時点で34勝36敗と負け越し、首位から11.5ゲーム差の4位と低迷。

しかし、その後両リーグを通じてトップの40勝13敗という驚異の快進撃で地区首位のアストロズを猛追。

現地時間8月17日から始まった直接対決のGAME1では、9回に追いついたアスレティックスが10回に先頭の5番オルソンの23号ソロでサヨナラ勝ち。

GAME2も先発投手トレーバー。ケーヒルが、アストロズの強力打線を7回1安打無失点の好投で制し連勝。ついに昨年のワールドチャンピオンを捉えて同率首位に立った。





アスレチックスのビリー・ビーン副社長は、チームの状況に応じて積極的な補強を行う姿勢で、年7月21日にはウィル・トフィー、ボビー・ウォールと、インターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)をプラスしたトレードでジェウリス・ファミリアをメッツから獲得。

8月に入ってもナショナルズからショーン・ケリー投手、タイガースから後日指名の選手もしくは金銭と交換で先発投手のマイク・ファイヤーズを獲得している。

ファミリアは、クローザーとしても実績十分でブルペンに厚みが増した。

ファイアーズは、移籍前にキャリアベストと言えるシーズンを過ごしていて21試合119回で防御率3.48、7勝6敗、WHIP1.24、奪三振率6.6、与四球率2.0という結果を残している。移籍後も2試合で5回1/3、1失点。6回2失点と好投している。

エース格に成長したショーン・マネイア(4月21日ノーヒット・ノーランを記録)についでローテーションの2番手を担っている。



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Posted on 2018/08/19 Sun. 09:00 [edit]

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【ASG2018】マイコラスら初選出!第89回オールスター出場選手発表  




MLBはワシントン・ナショナルズのホーム、ナショナルズ・パークで開催される第89回オールスター・ゲームに出場する選手が下記のとおり発表された。

両リーグ合わせて25人が初選出だが、プロ野球からMLBに移籍して結果を出したカージナルスのマイルズ・マイコラスなどが選ばれた。ダイヤモンドバックスの平野佳寿は、球宴投手のカテゴリーで期待したが選ばれなかった。


マイコラス


オールスターの選出は、当然ながら前半戦の結果が反映されることが多く、好調のブレーブスからは、ナ・リーグ最多の4人。ア・リーグは各地区首位のアストロズ、インディアンス、レッドソックスから各5人が選ばれている。

このなかでアストロズのジャスティン・バーランダーは登板の日程の都合により欠場が決定している。

さらに、各リーグのロースター最終1枠を争う「ファイナル・ボート」(最終投票)の候補者も発表されている。


◆ア・リーグ
「ファイナル・ボート」最終投票候補者
遊撃:ジーン・セグーラ(マリナーズ)
遊撃:アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)
外野:アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)
外野:エディ・ロサリオ(ツインズ)
外野:ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)


◆ナ・リーグ
「ファイナル・ボート」最終投票候補者
一塁:ヘスス・アギラー(ブリュワーズ)
一塁:ブランドン・ベルト(ジャイアンツ)
遊撃:トレイ・ターナー(ナショナルズ)
内野:マット・カーペンター(カージナルス)
内野:マックス・マンシー(ドジャース)


◆ア・リーグ
▶ファン投票による選出
捕手:ウィルソン・ラモス(レイズ)
一塁:ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)
二塁:ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
三塁:ホゼ・ラミレス(インディアンス)
遊撃:マニー・マチャド(オリオールズ)
外野:ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
外野:マイク・トラウト(エンゼルス)
外野:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
DH:J.D.マルティネス(レッドソックス)

▶選手間投票による選出
先発:ゲリット・コール(アストロズ)
先発:コリー・クルーバー(インディアンス)
先発:クリス・セール(レッドソックス)
先発:ルイス・セベリーノ(ヤンキース)
先発:ジャスティン・バーランダー(アストロズ)※
救援:アロルディス・チャップマン(ヤンキース)
救援:エドウィン・ディアス(マリナーズ)
救援:クレイグ・キンブレル(レッドソックス)
捕手:サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
一塁:ミッチ・モアランド(レッドソックス)
二塁:グレイバー・トーレス(ヤンキース)
三塁:アレックス・ブレグマン(アストロズ)
遊撃:フランシスコ・リンドーア(インディアンス)
外野:マイケル・ブラントリー(インディアンス)
外野:ミッチ・ハニガー(マリナーズ)
外野:ジョージ・スプリンガー(アストロズ)
DH:ネルソン・クルーズ(マリナーズ)

▶MLB機構による選出
投手:トレバー・バウアー(インディアンス)
投手:ホゼ・ベリオス(ツインズ)
投手:J.A.ハップ(ブルージェイズ)
投手:ジョー・ヒメネス(タイガース)
投手:ブレイク・トライネン(アスレチックス)
外野:秋信守(チュ・シンス:インディアンス)


◆ナ・リーグ
▶ファン投票による選出
捕手:ウィルソン・コントレラス(カブス)
一塁:フレディ・フリーマン(ブレーブス)
二塁:ハビアー・バイエズ(カブス)
三塁:ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
遊撃:カール・クロフォード(ジャイアンツ)
外野:ニック・マーケイキス(ブレーブス)
外野:マット・ケンプ(ドジャース)
外野:ブライス・ハーパー(ナショナルズ)

▶選手間投票による選出
先発:ジェイコブ・デグローム(メッツ)
先発:マイク・フォルティネビッチ(ブレーブス)
先発:ジョン・レスター(カブス)
先発:アーロン・ノラ(フィリーズ)
先発:マックス・シャーザー(ナショナルズ)
救援:ショーン・ドゥーリトル(ナショナルズ)
救援:ジョシュ・ヘイダー(ブルワーズ)
救援:ブラッド・ハンド(パドレス)
捕手:バスター・ポージー(ジャイアンツ)
一塁:ジョーイ・ボットー(レッズ)
二塁:オジー・アルビーズ(ブレーブス)
三塁:エウヘニオ・スアレス(レッズ)
遊撃:トレバー・ストーリー(ロッキーズ)
外野:チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
外野:ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)
外野:クリスチャン・イェリッチ(ブルワーズ)

▶MLB機構による選出
投手:パトリック・コービン(ダイヤモンドバックス)
投手:ケンリー・ジャンセン(ドジャース)
投手:マイルズ・マイコラス(カージナルス)
投手:フェリペ・バスケス(パイレーツ)
捕手:J.T.リアルミュート(マーリンズ)
一塁:ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
二塁:スクーター・ジェネット(レッズ)



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Posted on 2018/07/10 Tue. 23:18 [edit]

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